初の女性監督で注目も性差別的な誹謗中傷が散見…ウニオン・ベルリンFDが非難「本当に恥ずべきこと」

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 ウニオン・ベルリンのフットボールディレクターを務めるホルスト・ヘルト氏が、新指揮官のマリー・ルイーズ・エタ監督に向けられた性差別的な誹謗中傷を非難した。14日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 ウニオン・ベルリンは11日、2025年1月から指揮を執っていたシュテッフェン・バウムガルト監督を解任し、後任にはU-19チームの監督を務め、今夏からは女子チームの監督に就任することが決定しているエタ氏が、今季終了まで指揮を執ることが発表された。

 これにより、欧州5大リーグで男子チームを率いる初の女性監督となったエタ監督だが、この就任が発表されて以来、ソーシャルメディア上で性差別的なコメントの標的となっていることが問題となっている。

 このような状況を受け、ヘルト氏は「本当に恥ずべきことだ。私も気づいているけど、そのようなくだらないものを読むこと、ましてや目にすることなどを断固拒否する。私にとって重要なのは、リーダーシップの質、つまり質なんだ」と非難しながら、次のように続けた。

「ルイには100パーセントの信頼を置いている。完全に確信している。今の時代にこんなことに対処しなければならないなんて信じられないことだ。彼女は非常に有能なリーダーだ。スタンドにいる人もクラブ内部の人も、ウニオン・ベルリンの全員がこの決定を100パーセント支持していて、今後このような議論が二度と起こらないように全力を尽くす」

 また、15日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのレアル・マドリード戦を控えるなか、前日会見でバイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督はエタ監督の就任を歓迎しながら、女性監督の活躍の場が広がることに期待を寄せたコメントをしている。

「(エタ監督の就任を)私は本当に嬉しく思っている。これは重要な瞬間だと思う。『彼女は他の監督と同じで、同僚として接するべきだ』と軽視するのは簡単だ。しかし、最終的には特別なことなんだ」

「サッカーをしている少女たちが、『私もどこでも監督になれる、ちゃんとしたキャリアを築いて成功できる』と考えるようになることで、多くの可能性が開かれるようになる。こうした話は本当に重要なんだ」

「彼女の成功を心から願っている。ただ一つ、男性のように扱われないでほしいのは、彼女に対して忍耐強く接してほしいということだ。監督という仕事は、リーダーシップのレベルで忍耐力が求められるからね」