【モデルプレス=2026/04/14】放送中のフジテレビ系水10ドラマ『LOVED ONE』(毎週水曜よる10時~)で主演を務める俳優のディーン・フジオカ(45)にインタビュー。後編では、共演する瀧内公美、八木勇征らとのエピソードや自身が手掛けた主題歌への思い、そして夢を叶える秘訣を聞いた。(インタビュー全2回の2回目) 【写真】ディーン・フジオカ、金髪で雰囲気ガラリ ◆ディーン・フジオカ主演「LOVED ONE」 本作は、日本社会が抱える“死因不明”という闇に真正面から切り込み、“遺された痕跡”を手がかりに、隠された真実と故人が生きた証を解き明かしていく法医学ヒューマンミステリー。誰かの家族であり、恋人であり、友人であったはずの“誰かに愛されていた存在”=LOVED ONEが残した、声なき最後の痕跡をたどりながら、新たに結成された法医学専門チーム「メディカルイグザミナージャパン(MEJ)」のメンバーたちが、数々の難事件に挑んでいく姿を描く。ディーンは変わり者の天才法医学者・水沢真澄を演じる。 ◆ディーン・フジオカ、瀧内公美との空き時間は「アホな話ばかり」 ― 瀧内公美さん演じる麻帆とのバディ関係が本作の軸となっています。瀧内さんとは初共演とのことですが、実際に撮影してみての印象はいかがですか? ディーン:公美ちゃんの存在は、現場にとって大きな活力になっています。僕自身、セリフを入れたり、役作りだったり、さらに音楽面もあったりと、結構ギリギリのところで戦っているのですが、彼女が空気を和ませてくれる存在になっています。ただ、単にゆるいだけではなく、彼女なりに麻帆という役に対して、真剣勝負で向き合っていることが隣にいても伝わってきます。芝居に対する姿勢に刺激を受け、「やっぱりお芝居って楽しいよね」ということを再確認させてもらっています。現場を明るく楽しい雰囲気にしてくれる彼女の存在は、この『LOVED ONE』というプロジェクトにとって、なくてはならないものですね。 ― お二人での空き時間はどういったお話をされていますか? ディーン:大体アホな話ばかりですけどね(笑)。スンスン(パペットスンスン)のモノマネをしている瀧内公美と、ちいかわのモノマネをしているディーン・フジオカ…みたいな感じです(笑)。 ◆ディーン・フジオカ、八木勇征&綱啓永らの印象語る ― 瀧内さんのほかにも、八木勇征さんや綱啓永さんなど、MEJメンバーの印象をお聞かせください。 ディーン:一人ひとりがこのプロジェクトに対して、すごくポジティブなエネルギーを持ち込んでくれているなと感じています。今日(取材は4月8日に実施)も朝からずっと綱くんと一緒だったのですが、彼は本当にしっかりしていますね。以前、僕が体調を崩してしまって番組宣伝に出られなかったときも、綱くんが一人で色々と立ち回ってカバーしてくれました。そういう頼もしい一面があります。八木くんは、本当に人懐っこいですね。ちいかわのグッズをプレゼントしてくれたり、「一緒に写真を撮りましょう」と声をかけてくれたり。作品を盛り上げようと、宣伝にも率先して協力してくれています。さっきも、生放送に出演している僕の姿を写真に撮って「見ています!応援しています」とメッセージを送ってくれました(笑)。 安斉星来ちゃんと川床明日香ちゃんに関しては、まだ2人でガッツリ関わるシーンは多くないのですが、2人とも現場の状況をよく見ていますし、何かを求められたときには自分の意見をはっきりと言える方です。これから物語の中で、彼女たちとどう絡んでいくことになるのか、今からとても楽しみですね。 ― 番組のSNSなどで皆さんが披露されている“『LOVED ONE』公式ポーズ”は、ディーンさんたちが考えられたのですか? ディーン:そうですね。作品のプロモーションで『LOVED ONE』の絵文字やポーズが必要になるだろうなと考えていた時期に、たまたま韓国でお仕事をする機会があったんです。その際、ワンちゃんがいるお店でカリカチュア(似顔絵)を描いていただいたのですが、そこの名刺に描かれたワンちゃんがすごく可愛くて。そこでふと「ラブドワン」という犬がいたら可愛いんじゃないかな、と思いついたんです(笑)。普通に「Love(ハート)」と「One(指の1)」だと少しかっこよくなりすぎてしまう気がして、この作品において可愛らしさを忘れないように、犬の「ワン」とかけてみました。 ◆ディーン・フジオカが考える“愛”とは 主題歌「Loved One」に込めた思い ― 主題歌『Loved One』はディーンさんが作詞作曲含め書き下ろしされたとのことですが、楽曲に込めた思いなどをお聞かせください。 ディーン:制作過程ではほかにも候補曲があり、さまざまなトライを重ねたのですが、やはりこの『Loved One』という楽曲がドラマにぴったりだと感じました。今作のキャッチコピーでは“真実”と書いて“あい”と読ませる部分があるのですが、そこで改めて「愛ってなんだろう?」と考えたんです。何気なく「愛している」と言葉にしたり、英語では「LOVE」と訳されたりしますが、その実体は何なのか。そう掘り下げていったとき、それは何気なく過ごした日々のささやかな1コマの積み重ねなんじゃないかと思いました。ですから、とにかく飾らない言葉で、日常の描写を丁寧に重ねていくことが、このドラマにはふさわしいなと。意識したのは、難しい言葉を使わないこと。世代やバックグラウンドの違いを超えて届くよう、あえて要素を削ぎ落とし、詰め込みすぎないようにしました。ドラマの中で流れたときに、真澄や麻帆、あるいは遺族の方など、登場するあらゆるキャラクターの人生に寄り添えるような余白のあるバランスを目指したんです。実際に本編の映像と合わせてみて、自分だけでなくチーム全員が手応えを感じていると思います。 先ほどの「愛とは何か」を考えると、僕は「ありがとう」「おはよう」「おやすみ」といった、毎日交わすけれど時として忘れてしまいがちな言葉を積み重ねた延長線上に、「愛している」という感情が存在しているのだと思っています。現代社会の忙しさの中で見失いそうになる、そんな何気ないやり取りやありふれた挨拶の先に、僕が『Loved One』という楽曲で伝えたいことがある。その輪郭を浮き立たせるために、あえて平凡な日常を重ねていきました。非常にシンプルでストレートな愛の歌です。 ◆ディーン・フジオカの夢を叶える秘訣 ― 第1話では、片耳が難聴でありながらもミュージシャンという夢を追い求めた青年の姿が描かれました。モデルプレス読者にも夢を追いかけている読者がたくさんいますが、そういった方に向けてディーンさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2017年のインタビューでは「やりたいことは全部やる。迷わず飛び込んで、ダメだったらきっぱり辞める」とお話しされていましたが、今のご自身にも通じる考え方でしょうか。年月を経て変化した部分はありますか? ディーン:何事もやり続けることですかね。辞めなければいつかたどり着く。 ― 2017年は「ダメだったらきっぱり辞める」とお話されていましたが、約9年経って考えに変化があったのですね。 ディーン:夢を叶えるんだったら、です。やりたいんだったら、それはもうやり続けるしかないですよね。 ― そうしたことで叶った夢はありますか? ディーン:まだそういう段階には至っていないなと思いますけどね。自分は「東京ドームに立つ」という目標を立てて活動しているので、やり続けるしかないです。でも、どこかで線引きしなければいけないとも思っているので、そのときが来たら新しい人生を考えますね。でも今は目標達成するまでやり続ける。それしか方法がないですよね。 ― 俳優、音楽活動のほかにもプロデューサー業など幅広いジャンルで活動されていますが、今後見据えていることや、新たに挑戦してみたいことがあれば教えてください。 ディーン:まさに今言った通り、東京ドームでライブをやるということですね。それ以外はタイミングやご縁だと思っているので、あまり自分が積極的に、必達の目標みたいな感じで掲げているものはないです。今年でこの仕事を始めて22年目になるので、やりたいと思ったことはそれなりにトライができてきた中で、まだできていないことはなんだろうと考えて、いろいろなことに挑戦しているところです。 ◆ディーン・フジオカ「LOVED ONE」で伝えたい思い ― 最後に、まだ物語は序盤となりますが、ドラマ「LOVED ONE」視聴者の皆様にメッセージをお願いします。 ディーン:このドラマ、そして主題歌のタイトルにもなった“LOVED ONE”という言葉。僕は最初、法医学の専門用語としての「ご遺体」という意味で出会ったのですが、この物語が描き出すのは、単なる事件の解決ではありません。一人ひとりの登場人物や被害者が歩んできた人生の中に、誰かに愛された記憶や誰かを愛した証があり、残された人々にとってその命がどんな存在であったのかを丁寧に描き出す物語です。 この作品や楽曲を通じて、当たり前のように過ぎていく日常の尊さや、周囲にいる人々への感謝、そして“普通”とは何なのか…日々のかけがえのなさに気づくきっかけになればと強く願っています。ドラマと楽曲、それぞれの物語が視聴者の皆様一人ひとりの人生の大切な記憶に寄り添い、心に深く残るものになってほしいと思って作っておりますので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。 ― ありがとうございました! (modelpress編集部) ◆ディーン・フジオカ プロフィール 1980年8月19日生まれ、福島県出身。香港でモデル活動を開始し、映画『八月の物語』(2005)の主演に抜擢され俳優デビュー。その後、台湾や北米にも拠点を広げ、国際的なキャリアを築く。日本では、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(2015年度後期)の五代友厚役で“五代様ブーム”を巻き起こし一躍社会現象に。以降、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(フジテレビ系/2018)、『シャーロック アントールドストーリーズ』(フジテレビ系/2019)、『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』(日本テレビ系/2022)、『パリピ孔明』(フジテレビ系/2023)、映画『ラストマイル』(2024)など、数々の話題作に出演した。俳優業に加え、シンガーソングライター、映画監督、プロデューサーなど多面的な活動を展開。近年では、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』の国民プロデューサー代表を務めるなど、活動の幅を広げ続けている。また公開待機作に、映画「正直不動産」(2026年5月15日公開)、「オラン・イカン」(2026年5月22日公開)が控えている。 ◆「LOVED ONE」第2話あらすじ 天才法医学者・水沢真澄(ディーン・フジオカ)とセンター長・桐生麻帆(瀧内公美)のもと、本格始動した「メディカルイグザミナージャパン(MEJ)」。しかし現実は理想とはほど遠く、本田雅人(八木勇征)、高森蓮介(綱啓永)、松原涼音(安斉星来)ら法医学者に加え、検査技師の吉本由季子(川床明日香)も山積みの書類業務に追われていた。思うように解剖にも関われず、スタッフルームには重苦しい空気が漂う。 そんな中、一足先に仕事を終えた本田は、大学病院の外科医として働く旧友・広野智樹(東龍之介)との飲み会へ。再会を喜び、思い出話に花を咲かせる2人だったが、やがて本田がこぼす現状の不満に対し、広野はどこか言葉を濁す。微妙な空気の中、広野は仕事の呼び出しを受け、どこか引っかかるものを残したまま、飲み会はお開きになる。 しかし翌朝、広野が異状死と見られる姿で発見される。堂島穂乃果(山口紗弥加)らが調査する現場に、真澄と麻帆、そして動揺を隠せない本田も駆けつける。真澄の見立てでは、“激しい衝突”が死因のようだが、どうやら落下した可能性が高いらしい。だが現場の近くに高い建物は見当たらず、「空から落ちてきたとでも?」と呆れる穂乃果。解剖の結果、遺体から判明した死因は「落下死」。一体、どこから落下したのか。そして、なぜ彼は死ななければならなかったのか――。 【Not Sponsored 記事】