三菱自動車が、「オートモビルカウンシル2026」に歴代「パジェロ」を展示しました。初代が市販される遥か前に、初めて「パジェロ」を名乗った“元祖モデル”の展示のほか、新型SUVに関する情報公表も行われ、注目を集めています。
「最古のパジェロ」って、こんな姿なの!?
三菱自動車は2026年4月10日(金)~4月12日(日)にかけて、千葉県の幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル2026」に、本格4WD車「パジェロ」の歴代モデルを展示しました。イベントでは、初代が市販される遥か前に初めて「パジェロ」を名乗った“元祖モデル”も展示され、多くの来場者から注目を集めました。
その“元祖パジェロ”とは、三菱が1973(昭和48)年に「第20回東京モーターショー」へ参考出品した「パジェロ I」というコンセプトカーです。ベースとなったのは、三菱が当時ライセンス生産を行っていたアメリカの軍用4WD車「ジープ」。実用一点張りで商用車然としていたジープを、オシャレで遊び心あるレジャー用モデルにアレンジした1台でした。
このアイデアの起点となったのは、1960年代後半ごろからカリフォルニアの海岸などでブームとなっていた、「サンドバギー」という乗りもの。パジェロIは走破性に定評のあったジープを基に、砂浜などを走り回って楽しむバギーの世界観を表現した1台だったのです。
好評を博したパジェロIは、その後1979(昭和54)年開催の第23回東京モーターショーに出品された「パジェロII」へと進化。そして1982(昭和57)年に市販版となる初代「パジェロ」のデビューに漕ぎつけました。
オートモビルカウンシルの三菱ブースには、パジェロIや初代パジェロの市販モデルのほか、ライセンス生産していた「三菱ジープ デリバリ・ワゴン」(J11型、1953年)や2代目モデル(1991年)、またパジェロを一躍有名にした「1985年ダカールラリー総合優勝車両」も展示されました。
またイベント初日の2026年4月10日には、三菱自動車の岸浦恵介 代表執行役社長兼COOが「年内に新型クロスカントリーSUVを導入する」とも発表しました。三菱の担当者によると、この新型SUVは「今年(2026年)正月の企業CMでも“チラ見せ”したモデル」とのこと。歴代パジェロの前には、新型SUVのヘッドライトを思わせる“意味深”な照明ディスプレイも置かれていたため、会場では「新型パジェロが出るのか?」という期待の声が多くの来場者からあがりました。