イスラエル、対イラン戦闘再開へ準備=国民の半数が停戦反対

犬や猫の長寿化で注目の市場とは

 【カイロ時事】イスラエルは米国とイランの協議を横目に、対イラン軍事作戦の再開の準備を進めている。イスラエルでは作戦の目標が十分に達成されていない状況での米国とイランの停戦合意を疑問視する声が半数以上を占め、ネタニヤフ首相は「作戦はまだ終わっていない」と主張。継戦への意欲を示している。
 イスラエルのメディアは12日、ザミール軍参謀総長がイラン攻撃の再開に向けて即応体制を構築するよう各部隊に指示したと報じた。軍は作戦計画の策定や、イランのミサイル関連施設など軍事目標リストの作成を加速させている。
 米国とイランの戦闘終結に向けた協議は20時間以上続いたものの、双方の溝が埋まらなかった。イスラエルは合意に消極的で、同国当局者は地元メディアに、米国がイランに譲歩せず厳しい態度を取ったことに「満足している」と述べた。
 イスラエルはイランの核やミサイルといった脅威の排除や体制転換を掲げてイラン攻撃に踏み切った。しかし体制は存続し、イスラエルには連日ミサイルが飛来した。「目標が達成されていない」と感じる市民は多く、世論調査では国民の半数以上が停戦に反対した。ネタニヤフ氏が党首を務める与党リクードは支持を落とす結果となった。
 ネタニヤフ氏は8日の停戦発表後のビデオ演説で、イランを弱体化させたと戦果を誇示。イランの濃縮ウラン撤去などについて米国とイランの交渉で実現できなければ「戦闘再開を通じて」達成すると強調した。
 また、ネタニヤフ氏は対ヒズボラ軍事作戦についても「終わっていない」として、停戦後もイスラエルはレバノン攻撃を続行。事態沈静化に向けて米政府は14日、ワシントンでイスラエルとレバノン両政府の会合を仲介する。ヒズボラの扱いが焦点となるが、イスラエルが攻撃の手を緩めるかは見通せない状況だ。 
〔写真説明〕イスラエルのネタニヤフ首相=3月19日、エルサレム(AFP時事)