奈良から続く「大阪の東側」に待望の“新バイパス”実現なるか 国道25号「大阪柏原バイパス」とは? キャパオーバーな“川と鉄道”密集エリア

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国土交通省が国道25号「大阪柏原バイパス」の道路調査に乗り出します。

奈良から2つの国道が合流→「ずーっと2車線」

 国土交通省 近畿地方整備局が2026年4月8日、今年度の予算概要を発表。そのなかで「大阪中河内地域」における「交通円滑化や幹線道路の機能強化等に係る調査」を実施するとしています。これに対し、大阪市や八尾市、柏原市が同日「国道25号 大阪柏原バイパス」の実現につながるものだとして声明を発表しています。

 近畿地方整備局の予算概要にその名は明記されていないのもの、「大阪柏原バイパス」は地元が長年にわたり国へ要望してきたものです。

 この構想は、奈良県境に近い柏原市から八尾市、大阪市にかけて2車線で残る国道25号のバイパスを含めた機能強化案です。

 大和川に石川が合流するエリアにJR大和路線、近鉄大阪線、近鉄道明寺線が近接して通る柏原市は、奈良に通じるJR大和路線沿いの国道25号、西名阪道と近鉄大阪線沿いの国道165号が合流する地点でもあります。

 奈良からの2大幹線を受けて大阪市へ向かう国道25号は、基本的に昔ながらの2車線のまま。近鉄河内国分駅付近などは慢性的に渋滞しているほか、八尾市、大阪市平野区にかけて主要渋滞箇所が点在しています。

 一方、奈良から大阪へ向かう区間は順次改良されてきており、国道165号では西名阪道の柏原IC付近に至る府県境の峠区間を拡幅する「香芝柏原改良」の事業が進められています。大阪柏原バイパスの構想は、この香芝柏原改良を大阪市内まで延ばすような線形がイメージされています。

 奈良県境を控えた大和川沿いに多数の鉄道が集まる“大阪の喉元”のような地域から、市街化された地域へとバイパスを通すのは容易ではないと想像できますが、八尾市は「地域の抜本的な渋滞解消に留まらず、八尾空港、大阪府中部防災拠点へのアクセス強化による広域的な防災力向上や新たな産業集積、沿線のまちづくりの実現など地域経済の活性化と発展が期待される」などとし、実現に期待を寄せています。