ミャンマーでミンアウンフライン氏が大統領就任=任期5年、事実上の軍政継続

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 【バンコク時事】ミャンマーで2021年に発生したクーデターを主導したミンアウンフライン前国軍総司令官(69)が10日、大統領に就任した。親軍事政権派が大半を占める新国会で3日に選出されていた。任期は5年。ミンアウンフライン氏は「民政移管」をアピールするが、事実上の軍政継続となる。閣僚就任式も行われ、軍関係者が占める新政権が発足した。
 同氏は就任演説で、「新政権には多くの課題が待っている。国民と協力し、乗り越える」と強調した。20年総選挙で圧勝した民主派の選挙不正を改めて主張。主だった民主派政党を排除して昨年12月から今年1月にかけて実施された今回総選挙について、「尊厳のある選挙が実施され、投票率が52%を超えた」と述べ、新たな国会と新政権の正統性を誇示した。
 内政面では「法と正義の支配に努める。恩赦を検討する」と語った。クーデター以降、拘束が続く民主化指導者アウンサンスーチー氏(80)の処遇が焦点だが、軍政が数次にわたって実施した恩赦では民主派の重鎮は解放されておらず、スーチー氏は今後も対象外となる公算が大きい。