自民、予算7日成立目指す=集中審議で野党と駆け引き

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 週明けの国会は、2026年度予算案の参院採決を巡る与野党の駆け引きが最終局面を迎える。自民党は7日成立を目指し、野党に協力を呼び掛ける。立憲民主党は「充実審議」を訴え、高市早苗首相が出席する集中審議の計4回実施が採決に応じる前提との主張を崩していない。
 6日は参院予算委員会で2回目となる首相出席の集中審議を行う。自民は野党の要求を踏まえ、翌7日に3回目の集中審議を実施することも検討している。同日中に締めくくり質疑と採決を行い、参院本会議で可決、成立させたい考えだ。
 予算案は憲法の規定により11日までに参院で議決されなくても自然成立する。だが、自民は「一日も早い予算案の成立を目指す」(磯崎仁彦参院国対委員長)として7日採決を野党に提案する方針だ。
 野党は採決に応じる条件として(1)審議時間60時間(2)計4回の集中審議―を掲げる。参院予算委は3日までに45時間の審議を終えた。6日には50時間を超える見通しで、野党の要求に近づく。
 自民内では4回目の集中審議について「野党が7日採決を受け入れるなら、予算成立後の開催も検討したい」(同幹部)との選択肢も浮上。野党の軟化に期待している。
 ただ、首相が集中審議の出席に消極的な姿勢を示していることから、立民幹部は「自民が応じても首相官邸が約束をほごにするのではないか」と不信感を隠さない。
 参院で自民と日本維新の会の与党会派は計120議席。本会議の採決は、日本保守党や無所属議員の賛成も得て、過半数(124)を確保する見通しとなっている。 
〔写真説明〕閣議に臨む高市早苗首相=3日、首相官邸