東武鉄道の亀戸線と大師線向け新型車両は、近畿車両が製造を担当します。
製造は近畿車両が担当
東武鉄道は2026年3月31日、亀戸線と大師線向けに、自動運転に対応した新型車両1000系を導入すると発表しました。
大師線は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の西新井駅から大師前に延びる支線です。路線距離はわずか1kmで、途中駅はなく、2両編成で運行されています。
大師線はもともと「西板線」として、西新井~上板橋間の全長11.6kmを結ぶ路線になるはずでした。ただ、関東大震災によって東武線が大きな被害を受け、西板線計画は後回しになったほか、地価高騰や建設費の増大などを受け、大師前~上板橋間の着工は断念されています。そのためわずか1駅の「ミニ路線」となっています。
新型車両の1000系は、六角形をモチーフとした前面デザインが特徴です。東武鉄道がこれまで進めてきた自動運転の検証結果を踏まえ、自動運転に対応した保安装置や各種センサなどを搭載。また、最新の省エネ機器も採用し、環境負荷低減を図ります。
今後、6編成12両が2027年以降に順次導入予定となっています。東武鉄道によると、「製造は近畿車両が担当する」(広報部)といいます。2028年以降、大師線で自動運転の本格検証が始まります。
近年の東武鉄道の車両は、50000系・60000系・90000系が日立製作所、70000系・80000系は近畿車両で製造されています。アーバンパークライン(野田線)に導入が進む80000系は、ドア上の液晶ビジョンが2画面で千鳥配置となっていますが、1000系は1画面で全ドア上に設置されることが車内のイメージ画像から確認できます。
運行線区は亀戸線と大師線ですが、一部の編成は、営業走行時に架線や線路などの状態を常時検測できる装置「みまモニ」を搭載予定。検測車両として本線全線を走行する見込みです。