海自が手にする「空前の巨大戦闘艦」整備へ準備着々! 超強力な防空能力の「肝」ついに試験成功

不動産売却ニーズ高まる 背景は

防衛省は、イージス・システム搭載艦の1番艦に搭載するアメリカ製装備品の標的探知試験を実施したと発表しました。

標的探知試験の様子を捉えた画像も公開

 防衛省は2026年3月20日、イージス・システム搭載艦の1番艦に搭載するアメリカ製装備品(SPY-7レーダー)の標的探知試験を実施したと発表しました。

 イージス・システム搭載艦は、配備が中止された陸上配備型イージス・システム「イージス・アショア」の代替となる艦艇です。従来のイージス艦は、対空レーダーとしてSPY-1を搭載するのに対し、イージス・システム搭載艦は、アメリカ本土に配置されている弾道ミサイル探知用の「長距離識別レーダー(LRDR)」をベースに開発されたSPY-7レーダーを搭載します。

 アメリカの大手防衛関連企業であるロッキード・マーチンは2025年7月、イージス・システム搭載艦1隻分に搭載するAN/SPY-7レーダーのアンテナ(計4面)を防衛省に納入したことを明らかにしています。

 昨年9月からアメリカでSPY-7レーダーを含むアメリカ製装備品の陸上統合試験が実施されており、今回は3月17日と19日にアメリカ東海岸で仮想の標的を捕捉するシミュレーションが行われました。アメリカミサイル防衛局(MDA)は今回の試験について、成功裏に実施されたとしています。

 イージス・システム搭載艦の基準排水量は1万2000トン、速力は約30ノット(約55.6km/h)。動揺に強く、居住性を向上させる方針が示されています。乗組員は約240人となる見込みで、これまでのイージス艦より20%以上の省力化が図られます。1番艦は2027年度末、2番艦は2028年度末の就役が予定されています。

 なお、艦種記号はこれまでのイージス艦と同じ「DDG(ミサイル駆逐艦)」ではなく、「CG(ミサイル巡洋艦)」となることが明らかになっており、就役後は西側で最大の水上戦闘艦となる見込みです。主にBMD(弾道ミサイル防衛)を担当し、最新鋭イージス艦と同等以上の能力を備えた艦となります。

 防衛省は来年度予算案に、イージス・システム搭載艦の整備に伴う関連経費として797億円を計上しており、各種試験の準備を実施するとしていました。