ロシア軍 迎撃困難な“極超音速ミサイル”搭載機を日本海で飛ばす“異例の活動”を捉えた映像公開

武器輸出可能に 防衛産業追い風

ロシア国防省は2026年3月17日、Kh-47M2「キンジャール」を搭載したMiG-31戦闘機が、日本海の公海上空で警戒飛行を実施したと発表しました。

通常の防空網では迎撃困難な兵器

 ロシア国防省は2026年3月17日、Kh-47M2「キンジャール」を搭載したMiG-31戦闘機が、日本海の公海上空で警戒飛行を実施したと発表しました。

 公式テレグラムで公開された映像には、2機のMiG-31が哨戒飛行を行い、空中給油機から給油を受ける様子などが映されています。ロシア国防省は「キンジャール極超音速弾道ミサイルを搭載したMiG-31戦闘機が、日本海の公海上空で計画飛行を実施した」とコメントしています。

 キンジャールは、ロシアが「極超音速ミサイル」と主張する軍用機から空中発射可能なミサイルです。音速の5倍以上で飛翔し、既存の防空網では迎撃が困難とされるほか、核弾頭の搭載も可能とされています。

 同ミサイルはすでにウクライナ侵攻で複数回使用されており、ウクライナ軍のパトリオット防空ミサイルシステムによって迎撃に成功したと報告されています。そのため、ロシアが主張するような飛翔中の高度な機動や持続的な極超音速滑空は行っていないとの見方も一部にありますが、脅威性の高いミサイルであることに変わりはありません。

 キンジャールを搭載した戦闘機が、公海上とはいえ日本海上空を飛行するのは異例です。最新兵器を誇示し、日本や在日アメリカ軍をけん制する狙いがあるとみられます。