なでしこMF山本柚月、新天地はアメリカに決定!…東京NBに別れ「本当にありがとうございました」

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 ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL/アメリカ女子リーグ)のデンバー・サミットは18日、日テレ・東京ヴェルディベレーザからなでしこジャパン(日本女子代表)MF山本柚月が完全移籍加入することを発表した。

 先月時点で海外移籍を前提とした準備のため、東京NBを離脱することが発表されていた山本だが、新天地はNWSLに決定。デンバー・サミットとは2027シーズン終了までの2年契約を締結し、1年間の延長オプションも付随しているようだ。

 山本は2002年9月1日生まれの現在23歳。世代別の日本女子代表で主力として活躍し、2019年に行われたAFC U-19女子選手権2019では5ゴールを挙げ、日本の優勝に大きく貢献した。昨年にはA代表デビューも飾り、現在開催中のAFC女子アジアカップオーストラリア2026にも出場。また、2024-25 SOMPO WEリーグでは全22試合に出場して8ゴールを記録し、最優秀選手賞(MVP)に輝いている。

 海外移籍決定に際し、山本は東京NBのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「このたび、チームを離れ、海外に挑戦する決断をしました。育成の頃から約10年間、このクラブでお世話になりました。選手としても、いち人間としても、本当にいろんなことを教わり、育ててもらいました。このクラブでは、自分よりもうまい選手と何度も出会い、そのたびに悔しさや挫折を感じてきました」

「メニーナでは、確実な技術と、自分の弱さに直面したときにしっかりと向き合うこと、そしてそれを乗り越えることを学びました。ベレーザでは、個でも戦える自分の武器を増やし磨くこと、そしてチームで勝つことの難しさを学びました。そのほかにも、たくさんの学びや刺激、出会いのある環境の中で、自分を成長させてもらえた場所だと思っています」

「移籍を考えるようになったきっかけはさまざまありますが、大きく二つあります。まず一つは、常に自分より強い、速いといった強度の高い選手たちとプレーする中で、そこでも戦える強度と、その強度の中で発揮できる技術をもっと磨かなければいけないと感じたことです」

「もう一つは、サッカー選手としてではなく、ひとりの人としての成長です。同世代の友達が社会人になって環境が変わる中で、慣れ親しんだクラブや、どこに行っても支えのある環境でこれからもサッカーを続けていく生活に、少し焦りを感じました。もちろん、日本にいてもできることはあるとは思いますが、自分は環境を無理やり変えないと現状に甘えてしまうと感じたのも正直な気持ちです。まだ若いと言われるうちに、言語も暮らしも違う、あたらしい環境に身を置き、変化のなかでも自分で生活できるようにしたいと思いました」

「これまでどんなときも応援してくださったファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。ファンミーティングで挨拶をさせてもらったとき、シーズンの途中にチームを離れるにも関わらず、皆さんが温かい声をかけて送り出してくれたことが、とても嬉しかったです。情けない試合をしてしまったときも変わらず応援し続けてくれたファン・サポーターの皆さん、いちばん早くから準備していちばん遅くまで片付けをしてくださるクラブ関係者の皆さん、ベレーザを支えてくださるスポンサーの皆さんと、去年優勝を共に喜び合えたことも、自分にとって大切な思い出です」

「移籍先でも、誰よりも巧くなるために努力を続け、サッカーを楽しみ、そして楽しませられる選手になれるよう頑張ります。そして、ひとりの女性としてもしなやかに美しくなれるように精進します。どこにいても、活躍を届けられるように。約10年間、本当にありがとうございました」

 また、新天地となるデンバー・サミットを通じては「このクラブに加入できることを光栄に、そしてとても嬉しく思っています。このクラブは明確なビジョンと高い目標を持っており、キャリアにおける次のステップを踏み出す機会をいただけたことに感謝します。新たなリーグで自分自身に挑戦し続け、選手として成長し、チームが最高レベルで戦えるよう貢献していきたいと思っています」と意気込みを示している。