米、対イラン攻撃の強化表明=中東各地の死者2000人超―戦闘開始から2週間

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 【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は13日、米軍が今後1週間でイランに対する攻撃を一層強化すると表明した。イランもイスラエルや周辺諸国への報復攻撃を継続。米イスラエル両軍による軍事作戦開始から14日で2週間となるが、激しい戦闘が続いている。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、戦闘開始以来、中東各地への攻撃で死亡が発表された人の数は少なくとも2000人を超えた。また、イスラエルのメディアは、イスラエル軍が作戦開始以来、イランの司令官や兵士ら4000~5000人を殺害したとの分析結果を伝えた。
 原油輸送の要衝ホルムズ海峡は事実上の封鎖が続いており、原油先物価格は高止まりしたままだ。トランプ氏は、米海軍の艦艇による石油タンカーなどの護衛について「間もなく行われる」と記者団に述べた。
 トランプ氏はSNSで、イランの主要な石油積み出し拠点であるペルシャ湾のカーグ島にある軍事拠点を爆撃し、「完全に破壊した」と強調した。同時に「(同島の)石油インフラは破壊しないことを選んだ」と説明しつつ、「ホルムズ海峡の自由で安全な航行を妨害した場合、直ちにこの決定を見直す」と警告した。
 また、米FOXニュースのラジオ番組のインタビューで、トランプ氏は「来週、われわれは(イランを)非常に激しく攻撃する」と語った。イランの市民によって体制が打倒されるとも主張した。その一方で「武器を持たない人々には大きなハードルだ。すぐには起こらないだろう」との見方も示した。
 ヘグセス米国防長官は13日の記者会見で、米イスラエル両軍が合計で1万5000カ所に上る標的を攻撃したと明らかにした。イランは13日もミサイルや無人機によるイスラエルへの報復攻撃を続けた。アラブ首長国連邦(UAE)やオマーン、バーレーンなどにもイランの無人機による攻撃があった。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=12日、ワシントン(EPA時事)