チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のファーストレグが10日に行われ、アタランタ(イタリア)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。
2年連続でCLを戦うアタランタは、リーグフェーズで4勝1分3敗を記録。勝ち点「13」を獲得し、15位に入った。決勝トーナメントプレーオフでは、ドルトムント(ドイツ)に2戦合計4-3で勝利。昨季は超えられなかったプレーオフの壁を乗り越え、5年ぶりにラウンド16まで駒を進めた。
そんなアタランタの前に立ちはだかるのは、ドイツの“絶対王者”であるバイエルン。リーグフェーズでは第5節でアーセナルに1-3と屈したものの、残る7戦は全勝。チェルシー(イングランド)やパリ・サンジェルマン(フランス)らの強豪相手にもその力を見せ、2位に入った。ラウンド16進出は18シーズン連続。うち、ベスト16敗退となったのはわずか2回と、CLでも安定した成績を誇っている。
アタランタにとって、プレーオフより続く”ドイツ勢”とのゲーム。バイエルンとしては、“エース”のハリー・ケインが負傷明けのため、ベンチスタートとなった。なお、ケガにより戦線を離脱している伊藤洋輝はメンバーを外れている。
試合は序盤の12分に動く。バイエルンは右コーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたミカエル・オリーズがクイックリスタート。ペナルティエリア内でボールを受けたセルジュ・ニャブリがグラウンダーのボールを折り返すと、最後はヨシプ・スタニシッチがダイレクトで押し込み、バイエルンが先手を取る。
続く22分には自陣でセカンドボールを回収したダヨ・ウパメカノがドリブルでスペースを前進し、右サイドに預けると、パスを引き取ったミカエル・オリーズがカットインから狙い澄ましたミドルシュートを突き刺す。2点目の3分後には、前線でGKヨナス・ウルビヒからのロングフィードを収めたオリーズが、後方から駆け上がってきたニャブリを見逃さず、中央を破って3点目を奪った。
3点をリードして折り返した後半も、バイエルンは攻撃の手を緩めない。アタランタのフリーキックを跳ね返したところからカウンターへ移り、アルフォンソ・デイヴィス、ルイス・ディアスが絡んだ見事なパスワークから、最後はニコラス・ジャクソンが右足シュートを沈める。64分には再びA・デイヴィスが躍動。ドリブルで中央のスペースを前進し、右サイドへ振ると、オリーズはカットインから自身2点目を仕留めた。
さらにバイエルンは67分、右サイドに流れてスルーパスを引き出したN・ジャクソンが、縦へ仕掛けて鋭いボールを折り返すと、途中出場していたジャマル・ムシアラが体を投げ出してゴールに押し込む。これでバイエルンは敵地で6ゴールを奪った。
後半アディショナルタイムには、ホームチームが意地を見せる。敵陣で相手のパスが乱れた隙を見逃さなかったマルテン・デ・ローンがスルーパスを送ると、右サイドを猛スピードで駆け上がったラウル・ベッラノーヴァがグラウンダーのボールを折り返す。ニコラ・クリストヴィッチがニアサイドで潰れ、最後はマリオ・パシャリッチがねじ込んだ。
しかしながら、アタランタの反撃はここまで。バイエルンが敵地で5点差をつけて先勝した。パーフェクトゲームを披露した一方で、後半頭からピッチに立ったA・デイヴィスを筆頭に、ムシアラやGKウルビヒら負傷者も発生。今後に向けては苦しい要素も残るゲームとなった。
セカンドレグは18日、バイエルンのホームで行われる。
【スコア】
アタランタ 1-6 バイエルン
【得点者】
0-1 12分 ヨシプ・スタニシッチ(バイエルン)
0-2 22分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)
0-3 25分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
0-4 52分 ニコラス・ジャクソン(バイエルン)
0-5 64分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)
0-6 67分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
1-6 90+3分 マリオ・パシャリッチ(アタランタ)