乗りものニュースでは読者アンケートを実施。首都圏を走る地下鉄のなかで、「今後、快速運転(無料)を実施してほしい地下鉄」について意見を募集したところ、快速運転が求められる区間にとある傾向が見られました。
なんでこっちには快速ないの!? 快速運転してほしいNo.1路線とは?
「乗りものニュース」では、2026年2月13日(金)から2月27日(金)にかけて読者アンケートを実施し、「便利だと思う地下鉄の快速運転」について意見を募集しました。現行の実施路線だけでなく、首都圏を走る地下鉄の中で「今後、快速運転(無料)を実施してほしい地下鉄」についても質問しました。
その結果、東京メトロ有楽町線(27.1%)が最も票を集め、続いて都営三田線(25.8%)が第2位、東京メトロ半蔵門線(20.6%)が第3位、東京メトロ千代田線(20.0%)が第4位となりました。
5位以下は次の通りです。
第6位:東京メトロ南北線(18.1%)
第7位:東京メトロ日比谷線、都営大江戸線(11.0%)
第9位:東京メトロ丸ノ内線(5.2%)
第10位:東京メトロ銀座線(2.6%)
第11位:横浜市営地下鉄グリーンライン(1.3%)
一方で、「今後、快速運転(無料)を実施してほしい地下鉄」について、24.5%の回答者が「なし」と回答しています。
「追い越し設備がないので、快速運転で不等間隔になるとかえって不便になる」(60代・男性・首都圏在住)
「地下鉄はどの駅も相当の乗降があること、追い越し設備の増設が難しいことから、快速運転が利便性向上につながらない場合が多い」(50代・男性・東北在住)
「そもそも各駅の利用客が多い地下鉄で通過運転はいらない」(30代・男性・首都圏在住)
「JRなどが快速の役割を果たしていると思うから」(40代・男性・近畿在住)
「待避設備を新設する余地がない」(20代・男性・首都圏在住)
地下鉄という特性上、追い越し設備の増設は難しく、現状の設備のまま快速運転を実施すると不等間隔になることを懸念し、利便性に疑問を持つ意見が挙がりました。
また、各駅とも利用者が多いため通過駅は不要とする声や、地上路線が速達の役割を担っていることから、これ以上の快速列車の導入は「混雑の偏りを発生させる」(40代・男性・首都圏在住)可能性があるとの指摘も見られました。
直通区間は「急行」なのに各駅停車
それでも、快速運転を望む声が集まった路線・区間については、切実な意見も寄せられました。
「郊外へ伸びる路線は、都心部は各駅停車でも、外れた区間では速達性を高めても良いのでは」(40代・男性・首都圏在住)
「目黒~西高島平が各停しかなくてきつい。一部区間でもいいから走らせてほしい」(都営三田線・40代・首都圏在住)
「埼玉スタジアム線延伸後の速達性確保」(東京メトロ南北線・20代・男性・首都圏在住)
「新宿や中野坂上から荻窪まで中央線に対抗して速達化してほしい(特に平日)」(東京メトロ丸ノ内線・20代・男性・首都圏在住)
「練馬方面の郊外区間の時短を望む」(都営大江戸線・50代・男性・首都圏在住)
都心部は各駅に多くの乗客がいるため快速運転の必要性は低いとしつつも、郊外区間では速達化を図ってもよいのではないか、という意見が見られました。
また「高島平駅に退避設備がある」(都営三田線・40代・男性・首都圏在住)と、退避設備がある駅であれば追い越しが可能なため、快速運転の実現余地があるとする指摘もあります。
「私鉄が急行運転していて、地下鉄線内で急に遅くなるのはあまり好ましく思わない。直通している線は全部やってほしい」(10代・男性・首都圏在住)
「直通する私鉄側に合わせて『急行』と書いているものの通過駅なしは分かりづらい」(30代・男性・首都圏在住)
「半蔵門線を挟んでいる東武と東急は速達運転していて、半蔵門線内でも種別が出るから」(東京メトロ半蔵門線・10代・男性・首都圏在住)
「以前、西武乗り入れは2駅ですが準急運転しており復活希望。地下部分にも快速運転してください」(東京メトロ有楽町線・60代・男性・首都圏在住)
「ロマンスカーがやっていることならメトロの電車だってできるはず」(東京メトロ千代田線・40代・男性・首都圏在住)
半蔵門線や有楽町線のように私鉄と直通運転を行っている路線では、「急行」と案内されながら地下鉄線内では各駅停車となるケースもあり、戸惑う利用者がいるといいます。直通先区間だけでなく、地下鉄区間にも通過駅を設けてほしいとの声も挙がりました。
「品川延伸時に快速運転があれば、山手線を縦断するバイパスになり得る」(東京メトロ南北線・40代・男性・首都圏在住)
「常磐線方面からの直通通勤客が多い。北千住から西日暮里、新御茶ノ水以降を各駅にするなどできればよい」(東京メトロ千代田線・40代・男性・首都圏在住)
直通運転区間では利用者が多いことから、乗客分散を目的に快速運転の実施を望む声も挙がっています。さらに南北線では、品川~白金高輪間の延伸後に都心部アクセスの向上が期待されるなか、さらなる高速化を求める意見も見られました。