アトレティコ・マドリードに所属するFWアントワーヌ・グリーズマンが、オーランド・シティ(アメリカ)からの獲得オファーを保留にしたようだ。4日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
ロヒブランコスの“リトルプリンス”は、タイトルを以て、最愛のクラブにさよならを告げることを選んだようだ。アトレティコ・マドリードとの現行契約を来夏まで残しているものの、世代交代を推し進めるクラブの意向により、プレータイムが限定的となっているアントワーヌ・グリーズマンを巡っては、選手本人がアメリカでのプレーを熱望していることもあり、MLS(メジャーリーグサッカー)への移籍の可能性が報じられてきた。そして、オーランド・シティが、今冬の移籍市場最終日にあたる3月26日を締め切りとする、獲得オファーを提示したことも取り沙汰されていた。
そんななかでアメリカメディア『ESPN』によると、グリーズマンがこのオファーを保留にしたとのこと。かねてより、アトレティコ・マドリードでのキャリアをタイトルで締めくくりたい、という夢を抱く“7番”は、先のコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝でバルセロナを下して来月18日の決勝戦に進出したことで、その絶好のチャンスが訪れたと捉えている模様。そのため、オーランド・シティが「34歳の選手へのオファーは今移籍期間のみ有効」とするオファーを蹴る決断を下したことを明らかにした。
アトレティコ・マドリードにおいて、クラブ歴代1位の公式戦通算得点数(通算210得点)を記録するなど、“アイコン”たる存在のグリーズマン。一方で、獲得した主要タイトルはヨーロッパリーグのみにとどまっており、ディエゴ・シメオネ監督や上層部も、国王杯優勝の可能性も含め、グリーズマンに最高の別れを贈るためにシーズン中の残留を希求していた、と同メディアは伝えている。
ラ・リーガでの優勝こそ現実的ではないものの、国王杯で決勝戦に、チャンピオンズリーグでもベスト16に進出しており、タイトルの可能性を十分に残しているグリーズマン。最高の“パッピーエンド”で、キャリア最大の章を飾れるのだろうか。