フランスの新型原子力潜水艦 ついに4番艦が海上公試へ! じつは「特殊部隊の足」にもなるって?

老朽化進む日本のインフラ設備

フランス海軍は2026年2月24日、最新のシュフラン級原子力潜水艦の4番艦「ド・グラース」が海上公試を開始したと発表しました。

同型艦は6隻が就役予定

 フランス海軍は2026年2月24日、シュフラン級原子力潜水艦の4番艦「ド・グラース」が海上公試を開始したと発表しました。

 シュフラン級は、フランス海軍が既存のリュビ級原子力潜水艦の後継として、建造を進めている次世代の攻撃型原子力潜水艦です。2000年代初頭に計画された当初は、バラクーダ級という名前でもありました。

 船体サイズは全長約99m、幅8.8m、喫水7.3m、排水量は浮上時が4700トン、潜航時が5200トン。乗員数は約63名で、ターボエレクトリック方式の原子炉を備え、ポンプジェット推進で最大速力は25ノット(約46.3km/h)とのこと。

 武装は、艦首に装備した魚雷発射管から射出するF21有線誘導魚雷や「エグゾセ」対艦ミサイル、巡航ミサイルなどで、将来的にはUUV(自立型無人潜水艇)の搭載も検討されているそうです。

 ほかにも、艦内にダイバーハッチ並びに水中ビークル(水中スクーター)の運用が可能なドライデッキシェルターを備えており、これを用いることで特殊部隊の隠密潜入も支援できるようになっているといいます。なお、攻撃型原子力潜水艦のため、戦略ミサイル原潜(弾道ミサイル搭載原潜)のようなSLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)は搭載しません。

 すでに1番艦「シュフラン」、2番艦「デュグアイ・トルアン」、そして3番艦「トゥールビル」は就役済みで、フランス海軍では最終的にシュフラン級を6隻整備する予定です。