チェルシーOBのテリー氏、暫定監督選任時の判断に不満を明かす「理由はわからない」

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 チェルシーの元主将でレジェンドとしても知られている元イングランド代表DFジョン・テリー氏が、クラブ上層部の決断に不満を持っていたことを明かした。25日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在45歳のテリー氏はチェルシーの下部組織出身で、同クラブでは公式戦通算717試合に出場し、5度のプレミアリーグ制覇や、クラブ初となったチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、数多くのタイトル獲得に貢献。2016-17シーズン限りで同クラブを退団すると、アストン・ヴィラで1年プレーした後に現役を引退した。

 その後、すぐにアストン・ヴィラでコーチ業を始めると、ディーン・スミス監督(現:クラブシャーロット/アメリカ)の下でアシスタントコーチに就任。2021年7月に退任した後、2022年1月にはアカデミースタッフとして古巣チェルシーに復帰した。2023年4月にはスミス監督がレスターの指揮官に就任した際に再びアシスタントコーチを務めたが、同年7月からは再びチェルシーのアカデミースタッフを担当している。

 そんなテリー氏はチェルシーのアカデミーで月2日、パートタイムの指導者として働いているなか、すでにUEFA(欧州サッカー連盟)のプロライセンスまでのコーチ資格をすべて取得しているほか、FIFA(国際サッカー連盟)のリーダーシップに関するディプロマも取得するなど、指導者キャリアを歩む準備を進めている。

 しかし、今年1月1日にエンツォ・マレスカ前監督が解任された際に、暫定監督としてチェルシーが選んだのは、UEFA Bライセンスしか持っていない当時U-21チームのカラム・マクファーレン監督だった。

 チェルシーとしてはU-21チームの代表としてマレスカ前監督と定期的に関わっていて、マクファーレン監督のチームはマレスカ前監督と似たシステムでプレーしていたことから、マクファーレン監督の方が暫定監督として適任だと判断したと見られているが、その暫定指揮のスタッフの中にもテリー氏が含まれることはなかった。

 このクラブ上層部の決断に腹を立てているかと『Golf Life』YouTubeチャンネルに出演した際に聞かれたテリー氏は「腹が立ったというよりはむしろフラストレーションを感じた」と語りながら、落胆していたことを明かした。

「なぜなら、私は間違いなくU-21グループの一員だったからね。カラムはチームを率いて、素晴らしい活躍を見せ、試合で結果を残した。でも、たとえ私がチームを率いていなかったとしても、私もその一員であるべきだったと感じている」

「ただ人は決断を下さなければならない。人々が決断を下し、『イエス』か『ノー』と言えることは私にとって嬉しいことだ。でも、オーナーシップ、あるいはその決定を下した者、つまりスポーティングディレクターは、何らかの理由で私を含めないという『ノー』を出したことは明らかだ。理由はわからない」

 そんなテリー氏は昨年、『BBC』のインタビューでイングランド・フットボールリーグの複数のポジションに応募していたのにもかかわらず、採用先が見つからず、コーチとしての機会の少なさに不満を以下のように表明していた。

「実のところ、本当にがっかりしている。私自身もいくつかの仕事の面接を受けたけど、トップチームとしての経験不足が理由で採用されなかった。でも、チェルシーと母国代表としてキャプテンを務めた経験から、チームや選手を率いるという点でこれ以上のことはできないと思っている」

「準備はできているし、やる気もある。ジョン・テリーという名を監督やコーチ、その他の業種に売り込む必要はないと思っている。誰かが試合に勝つ必要がある時に、他の優れた誰かを獲得できるとは思えない。負け続けたいなら、今のままでいいんだからね」

 なお、暫定監督としての手腕が評価されたマクファーレン氏は、先月6日に就任したリアム・ロシニアー監督の下でトップチームのコーチに昇格した一方、テリー氏の状況は変わらず、キャプテンであるイングランド代表DFリース・ジェームズのような下部組織出身選手を除けば、トップチームの選手たちとは交流が限られている状況となっているが、果たしてテリー氏がトップチームを指導する機会は訪れるのだろうか。