岐路に立つ立民系グループ=衆院メンバー激減、存続危機も

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 立憲民主党内で活動してきた各グループが先の衆院選を受けて岐路に立たされている。中道改革連合に参加した衆院側メンバーが8割超落選。メンバーが2人になるなど、存続が危ぶまれるケースも出ている。自民党の派閥解消の流れを受け、各グループは解散を考える時期に来ているとの声もあるが、残ったメンバーの一部は中道・立民の活力が奪われかねないとして立て直しを探る。
 特別国会召集日翌日の19日。木曜日には各グループが会合を開いて意見を交わすのが従前の日常風景だったが、この日、集まりを確認できたのは泉健太元立民代表らの「新政権研究会」だけだった。立民所属の参院側メンバーの一人は「衆院組は数人だが、ひとまず活動を続ける」と語った。
 同研究会が存続を模索する背景には「グループが党の活力になってきた」(関係者)との思いがある。立民が消費税減税を求める立場にかじを切ったのはグループの議論が端緒。旧民主党政権時の代表選でグループトップが背広の上着の着脱で支持先のサインを出し、勝敗を動かした場面は今も語り草だ。
 とはいえ、立民系の衆院議員は衆院選を経て148人から21人に激減した。参院側メンバーが残るグループもあるものの、多くは「秘書の再就職先探しで忙しい」(関係者)などとしてグループ活動どころではないのが実態だ。
 立民内で最大勢力だったリベラル系の「サンクチュアリ」は今週会合を予定する。ただ、近藤昭一会長をはじめ、枝野幸男元立民代表ら主要メンバーが軒並み落選し、往時の面影はない。菅直人元首相のグループの流れをくむ「国のかたち研究会」、野田佳彦前中道共同代表率いる「花斉会」もメンバーが激減。両グループの関係者は「今後の予定は立っていない」と口をそろえる。
 18日の参院本会議での首相指名選挙では小沢一郎氏に近い「一清会」メンバー5人が造反。立民の田名部匡代幹事長が21日の記者会見で「執行部批判だ」と怒りをあらわにするなど、珍しく活発な応酬に発展しているが、肝心の小沢氏の政界復帰は見通せず、一清会も今後はおぼつかない。
 中道内では過半数を占める公明党系メンバーの結束が際立つ。合流を見合わせている公明参院議員を交えた会合などは表向き持たない方針だが、立民筋は「公明は見えない深さで結束している」と指摘する。中道内では「公明系の力が相対的に強まるだろう」(関係者)との見方も出ている。 
〔写真説明〕記者団の取材に応じる立憲民主党「一清会」の森裕子参院議員(右)と青木愛参院議員=18日、国会内