【ワシントン時事】米公民権運動の黒人指導者ジェシー・ジャクソン師が17日、死去した。84歳だった。家族が明らかにした。マーティン・ルーサー・キング牧師の側近として活動し、生涯にわたりマイノリティーの権利擁護を訴えた。
ジャクソン師は1941年、南部サウスカロライナ州グリーンビル生まれ。60年代から公民権運動を率い、68年にテネシー州メンフィスでキング牧師が暗殺された際には現場に居合わせた。80~90年代を中心にシリアやユーゴスラビア(当時)で拘束されていた米兵らの解放を実現するなど、外交交渉にも尽力した。
84年と88年の2度、大統領選の民主党公認候補に名乗りを上げた。党の指名争いで敗れたものの、2008年大統領選のオバマ氏勝利につながる黒人の政界進出の象徴となった。