外環道で「ずっと使われていなかった」橋脚が生まれ変わろうとしています。
30年以上前からあった「外環道のJCT予定地」が大変化中
外環道にできる新しいJCT、そしてPAとスマートICの建設が進んでいます。この過程で、長年にわたり“使われずにいた”橋脚群に変化が生じています。
外環道の下道である国道298号から、日本最大級のショッピングモールであるイオン越谷レイクタウンに通じる国道4号「東埼玉道路」が分岐する「八条白鳥」交差点(埼玉県八潮市)。この周辺には、1992年の外環道開通当初から、将来の接続を見越して建てられ、ずっと使われていなかった橋脚などがいくつかあります。特に交差点南側で外環道に沿って林立する橋脚は、足場が組まれてカバーで覆われています。
これは仮称「草加八潮JCT」の工事です。東埼玉道路の広大な中央分離帯にできる自動車専用部と外環道がT字で接続するポイントとなります。外環道本線も、この周辺では不自然に道路幅が広がる箇所がありますが、ここにJCTのランプが接続するのです。
交差点の北東側の地上では、8ヘクタールの面積で仮称「外環八潮PA」を建設中。これは草加八潮JCTのランプを通じて外環道の新しいPAとなります。計画の駐車台数は内・外回り合計で約480台(小型車約340台、大型車約140台)と、現状で外環道唯一のPAである新倉PA(埼玉県和光市)の4倍規模です。
さらに、PAには外環八潮スマートICが併設され、内・外回りとも一般道との行き来が可能になります。
東埼玉道路の専用部はNEXCO東日本の有料道路になる予定ですが、工事はこのJCT周辺から進んでいます。草加ICもしくは外環三郷西ICから八条白鳥交差点までの国道298号は渋滞が慢性化しているため、仮にPAとスマートICだけでも先行開通すると、レイクタウンの行き来はかなり楽になりそうです。
NEXCO東日本によると、2026年1月現在は既存橋脚の耐震補強や下部工の新設工事、PAの軟弱地盤対策工事を主に行っているといいます。足場が組まれているのは耐震補強中の橋脚で、このほかに新設する橋脚もあります。
八潮市によると、PAやスマートICの開業時期は現時点では未定。ただ、市はPAの北側に仮称「道の駅やしお」の建設を計画しているほか、周辺開発のパートナー企業である三菱商事都市開発から、さらに商業施設の開発を提案されているとしています。だだっ広い土地が広がっていた周辺は、今後大きく変わりそうです。