チェルシーがホームで2点差追いつかれ痛恨ドロー…田中碧不出場のリーズは強豪相手に価値ある勝ち点1

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 プレミアリーグ第26節が10日に行われ、チェルシーとリーズが対戦した。

 現在、リーグ戦4連勝で順位を5位まで上げてきたチェルシーはミッドウィーク開催のホームゲームで5連勝を目指した。直近のウルヴァーハンプトン戦からは先発2名の変更にとどめ、前節ハットトリックのコール・パーマーらが引き続きスタメンに入った。対して前節はノッティンガム・フォレストに重要な勝利を収めた16位のリーズは連勝を狙ったこの一戦で田中碧が再びベンチスタートとなった。

 早い時間帯からイエローカードが飛び交う激しい攻防が繰り広げられる中、序盤はリーズの強度に手を焼いて攻撃のリズムを掴めないチェルシー。それでも、15分を過ぎた辺りからエンソ・フェルナンデス、パーマーとサイドからのクロスを起点にゴールへ迫る。

 すると24分、相手陣内中央でうまくボールを引き出したパーマーから背後を狙うジョアン・ペドロに完璧なスルーパスが供給されると、DFをスピードで振り切ったブラジル人FWがGKとの1対1を絶妙なチップキックで制し、今季のリーグ戦ゴール数を2桁に乗せた。

 見事なコンビネーションプレーでゴールをこじ開けたホームチームは主導権を掌握。この直後にも中央突破したパーマーがボックス手前で左足を振り、枠内シュートを記録。以降も効果的に中央のエリアを攻略し、34分にもボックス内に抜け出したJ・ペドロがアクロバティックなボレーシュートで2点目に迫る。

 以降はリーズの攻撃を危なげなく凌ぎつつ、エステヴァンらのシュートでゴールにも迫ったチェルシーが終始優勢な状況のまま1点リードで試合を折り返した。

 迎えた後半、チェルシーはマルク・ククレジャに代えてヨレル・ハトをハーフタイム明けに投入。後半も引き続きボールを保持して主導権を渡さない。51分にはパーマーの絶妙なワンタッチスルーパスに抜け出したエステヴァンが左足シュートで早速ゴールへ迫る。

 良い形でゲームを進める中、56分にはGKロベルト・サンチェスからのロングフィードに反応したJ・ペドロが相手陣ボックス内でDFジャカ・ビヨルに押し倒されてPKを獲得。これをキッカーのパーマーが冷静に右隅へ蹴り込み、追加点を奪った。

 一方、厳しい2失点目を喫したリーズも反発力を示す。相手ボックス内に勢いを持って走り込んだジェイデン・ボーグルがモイセス・カイセドに足をかけられてPKを獲得。これをルーカス・ヌメチャが左隅に蹴り込み、1点を返した。

 この1点で流れが変わると、相手の隙を突いたリーズが一気に追いつく。73分、再びボーグルのボックス内侵入からのDFとGK相手の粘りのキープで混戦を作ると、こぼれを引き取ったヌメチャからの横パスをドフリーのノア・オカフォーが無人のゴールへ流し込んだ。

 拙い試合運びで2点差を追いつかれたチェルシーは中盤のアンドレイ・サントスを下げてリアム・デラップを最前線に投入。より攻撃的な陣形で勝ち越しゴールを目指す。

 敵地での引き分けを良しとするリーズがやや守備的に戦う中、何とかゴールをこじ開けたいチェルシーが後半終盤に猛攻を仕掛けていく。再三の鋭いクロスからハトやデラップ、後半アディショナルタイムには右クロスに反応したパーマーにビッグチャンスが舞い込むが、ゴール至近距離からのシュートを枠に蹴り込むことができず。

 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ホームで2点差を追いつかれたチェルシーの連勝が「4」でストップ。一方、リーズは強豪相手に価値ある勝ち点1を手にした。

 なお、田中はベンチ入りも出場機会はなかった。

【スコア】
チェルシー 2-2 リーズ

【得点者】
1-0 24分 ジョアン・ペドロ(チェルシー)
2-0 58分 コール・パーマー(PK/チェルシー)
2-1 67分 ルーカス・ヌメチャ(PK/リーズ)
2-2 73分 ノア・オカフォー(リーズ)

【ゴール動画】リーズFWオカフォーの同点弾