自民、比例候補14人不足=「地滑り的勝利」象徴【2026衆院選】

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 8日投開票の衆院選で、自民党は比例代表名簿に登載した候補者が足りず、本来得られたはずの14議席を他党に譲る結果となった。比例の獲得議席を伸ばす一方、小選挙区の当選者が相次いだことで復活当選の対象者が減ったのが原因で、自民の「地滑り的勝利」を象徴する形となった。
 2005年の「郵政選挙」以来、比例候補の不足は時折発生してきたが、2桁に上ったのは初めてとみられる。
 自民の比例候補が足りなくなったのは南関東、東京、北陸信越、中国各ブロック。自民は南関東ブロックで10議席分の票を得たが、重複立候補者32人中31人が小選挙区で当選し、比例単独候補3人と合わせて4人しか名簿に残らなかった。
 このため、自民は4議席しか得られず、中道改革連合に2議席、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、チームみらいにそれぞれ1議席を譲る形となった。
 同様に東京ブロックでは5議席、北陸信越ブロックでは2議席、中国ブロックでは1議席が他党に移った。自民の候補者が十分なら、中道の獲得議席は43まで落ち込んでいた可能性があった。
 一方、チームみらいは近畿ブロックで2議席を獲得できる票を得たが、小選挙区に重複立候補した候補2人が有効投票総数の10%以上を獲得できなかったことから、公職選挙法の規定により、維新と中道に1議席ずつ配分された。