衆院選は7日、真冬の12日間の選挙戦を終え、与野党の党首らがマイクを置いた。各党の発表によると、移動距離が最も長かったのは高市早苗首相(自民党総裁)の1万5177キロ。中道改革連合の野田佳彦共同代表は7767キロを駆けた。
首相は連立政権を組む日本維新の会の吉村洋文代表と共に東京・秋葉原で第一声を上げた。接戦区を中心に23都道府県を訪れ、「責任ある積極財政」などの持論を展開。高い内閣支持率を武器にてこ入れを図った。
吉村氏は3829キロ。維新が自民と各地で競合する中、本拠地・大阪府の19選挙区での全勝を目指して府内を重点的に回った。
野田氏は青森県弘前市を皮切りに16都府県で遊説。共に共同代表を務める斉藤鉄夫氏と街頭で積極的に並んだ。立憲民主党と公明党の合流から間もないことから、新党の一体感を演出し、有権者に浸透させる狙いだ。
国民民主党の玉木雄一郎代表は1万867キロ。東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の各都府県など都市部に複数回入り、看板の「手取りを増やす」政策の実現を主張した。
共産党の田村智子委員長は17都道府県の35カ所で訴え、移動距離は1万3415キロに上った。立民との選挙協力が崩れ、今回は独自の戦いの色彩が濃い。
参政党の神谷宗幣代表は9972キロだった。外国人政策の見直しなど党の公約に理解を呼び掛けた。SNSを通じたアピールにも力を入れた。
れいわ新選組、減税日本・ゆうこく連合、日本保守党、社民党、チームみらいの各党首らも全国を回った。
〔写真説明〕衆院選の「最後の訴え」に耳を傾ける有権者=7日夜、東京都世田谷区