明治安田J1百年構想リーグ・地域リーグラウンドWEST第1節が6日に行われ、V・ファーレン長崎とサンフレッチェ広島が対戦した。
“秋春制”以降に向けた特別大会である明治安田J1百年構想リーグがついに開幕。ともに被爆地に本拠地を置く両チームによる8年ぶりの“ピースマッチ”が金Jの開幕戦から実現した。2025明治安田J2リーグを2位で終えて8年ぶりにJ1へ復帰した長崎と、38歳のバルトシュ・ガウル監督を招へいして新たな船出となる広島。PK戦導入による完全決着制の中、勝利を掴むのはどちらのチームになるだろうか。
3-4-2-1のミラーゲームとなった一戦は拮抗した展開となるも、広島が徐々にチャンスシーンを増やしていく。迎えた35分、相手を押し込んだ状態でテンポ良くボールを繋ぐと、うまく相手の背中を取った中野就斗が塩谷司のパスを受けてボックス内右へ侵入。深い切り返しから左足を振ると、狙い澄ましたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、先制に成功した。
勢いに乗る広島は先制点から6分後、FKのこぼれ球を拾った加藤陸次樹の低く鋭いシュートが左ポストを直撃。その直後には川辺駿の強烈なミドルシュートがクロスバーを叩くなど、攻勢を強める。長崎はマテウス・ジェズスとチアゴ・サンタナが絡んでシュートに持ち込む場面もあったが決定機には至らず、前半は0-1で終了した。
後半開始早々の50分、GK大迫敬介が敵陣内へロングボールを蹴り込むと、進藤亮佑が後ろに逸らしたボールを鈴木章斗が拾い、そのままゴール右上隅に蹴り込んだ。新加入の背番号「10」がネットを揺らし、広島がリードを2点に広げる。さらに4分後には中盤でのボール奪取から素早く左サイドへ展開しカウンターを発動。東俊希がグラウンダーのクロスを送り、後方から走り込んできた川辺が蹴り込んで一気に3点差とした。
3点ビハインドとなった長崎は59分、DFラインの背後を取ったサンタナに決定機が訪れたが、GK大迫をかわして打ったシュートはカバーに入ったDFにブロックされて追撃の1点を挙げることができない。77分にはディエゴ・ピトゥカのスルーパスに抜け出したサンタナがボックス内左からニアサイド上部に強烈なシュートを突き刺したが、オフサイドの判定が下され得点は認められなかった。
81分、長崎はサンタナのポストプレーを起点に右サイドのスペースへ展開し、ノーマン・キャンベルが抜群の加速からゴール前へグラウンダーのクロスを供給。M・ジェズスが流し込んで1点を返したが反撃もここまで。試合はこのまま1-3で終了した。次節、長崎は13日にアウェイでヴィッセル神戸、広島は14日にホームでファジアーノ岡山と対戦する。
【スコア】
V・ファーレン長崎 1-3 サンフレッチェ広島
【得点者】
0-1 35分 中野就斗(サンフレッチェ広島)
0-2 50分 鈴木章斗(サンフレッチェ広島)
0-3 54分 川辺駿(サンフレッチェ広島)
1-3 81分 マテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)