さいたま市は2026年1月、武蔵一宮氷川神社の参道である氷川参道の歩行者専用区間を拡大します。
大宮の「氷川参道」で歩行者専用区間が大幅に拡大
さいたま市は2026年1月、武蔵一宮氷川神社の参道である氷川参道の歩行者専用区間を拡大すると発表しました。一方通行の車道が残る大部分の区間を歩行者専用とするため、2027年度から道路設計、2028年度以降に工事を実施するとしています。
氷川参道は、さいたま新都心駅付近で中山道と分岐する「一の鳥居」から氷川神社まで、約2kmにわたって続く日本一長い参道です。参道脇には約600本以上の樹木が植えられ、大宮の市街地を上空から眺めると、こんもりと緑に覆われた参道が長く伸びています。
ただ、氷川参道の西側には中山道、東側には産業道路が通っており、以前は参道を抜け道として利用する車が多く流入。元々は歩道と車道の区別がされておらず、路上駐車も多いという課題があったといいます。
氷川参道の中長期的な歩行者専用化の実現を目指し、2014年に学識経験者や自治会、市、警察などで構成する「氷川参道歩行者専用化検討協議会」が設立され、歩車分離や段階的な歩行者専用化の検討が進められてきました。
歩行者専用化の事業区間は「北区間」「中区間」「南区間」に分かれており、既に大宮区役所付近の「中区間」に関しては、参道と並行する都市計画道路「氷川緑道西通線」の整備が進んだため、2019年に歩行者専用化が完了しています。
今回は新たに、一方通行の車道が残る「南区間」と「北区間の一部」が歩行者専用化される予定。市は今後、残る北区間についても課題解決を行い、歩行者専用化を目指す方針を示しています。
なお、車庫などへの出入りに氷川参道を走行する以外の代替手段がない場合や、福祉車両などやむを得ない理由で通行が必要な場合は、警察に申請して許可を得ることで通行が可能としています。