ドイツ4部からCLクラブの“9番”に大出世! 夢の移籍に脚光「ウンダヴ2.0」

 ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー1部)は3日、アイントラハト・トリーア(ドイツ4部)からFWマテオ・ビオンディッチが完全移籍で加入することを発表した。

 2030年夏までの契約を結び、背番号は「9」。移籍金はボーナスを含めて50万ユーロ(約1億円)となるようだ。

 地域リーグからチャンピオンズリーグ(CL)で戦うベルギー王者へ、異例の大出世となった。ドイツメディア『スカイスポーツ』は「ウンダヴ2.0?」と見出しをつけてビオンディッチの移籍を特集。同様のキャリアパスでドイツ代表まで上り詰めたFWデニズ・ウンダヴ(現シュトゥットガルト)の姿を重ねている。

 クロアチアにルーツを持つビオンディッチは、2003年7月にドイツの田舎町レムゴーで生まれた。ハノーファーやシャルケ、パーダーボルンの下部組織でもプレーしたが、ブンデスリーガのクラブでトップチーム昇格は叶わず、2022年7月に3部のフェールでデビューを飾った。

 2023年夏に当時5部のトリーアに期限付き移籍し、クラブのレギオナルリーガ(4部リーグ)昇格に貢献。2024年に負ったアキレス腱断裂の大けがを乗り越えて、今夏より完全移籍加入を果たすと、ここまでリーグ戦17試合の出場で7ゴール5アシストを記録していた。

 ビオンディッチは選手として活躍する傍ら、レムゴーにある両親のレストランを手伝い(※この年末年始も)、トリーアのユースコーチとしても活動していた。トリーアのダニエル・ハメルSD(スポーツディレクター)は「いくつかの挫折があったにもかかわらず、彼はこの2年間、非常に集中的に自己研鑽に励み、あらゆる面でこの飛躍に値する成果を残しました。彼のパフォーマンスデータと成長ぶりから、彼がプロサッカー選手への道を進むことは早くから明らかであり、アイントラハト・トリーアに長く留まることはないだろうと予想されていました。マテオの移籍を心から喜び、心からお祝い申し上げます」と、勤勉なエースの栄転に喜びを示した。

 身長190cmのストライカーは、CLでデビューを飾ることも期待される。ユニオンSGは現在、CLのリーグフェーズで27位。24位以内で決勝トーナメントのプレーオフに進出すれば、ビオンディッチに追加登録のチャンスが巡ってくる。残り2戦の相手はバイエルンおよびアタランタと厳しい相手だが、可能性はゼロではない。

 ウンダヴや日本代表MF三笘薫がそうだったように、ユニオンSGで結果を残せば姉妹クラブのブライトンへ移籍するルートも見えてくる。ビオンディッチのシンデレラストーリーに注目だ。

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