川崎FのDF田邉秀斗、東京Vに完全移籍「自分のすべてを変えたいと思い決断」

 川崎フロンターレのDF田邉秀斗は、東京ヴェルディに完全移籍することが決まった。29日に両クラブが発表した。

 現在23歳の田邉は静岡学園高校の2年時に全国高等学校サッカー選手権大会を制し、卒業後の2021年から川崎Fに加入。しかし、出場機会を得ることはできず、2022年後半からはジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍した。2023年3月から川崎Fに復帰したが、レギュラー定着とはならず、2025シーズンはJ1リーグで9試合の出場にとどまった。

 田邉は川崎F退団に際して、同クラブの公式サイトを通じて次のようにコメント。5年間の感謝を綴った。

「このたび、川崎フロンターレを離れる決断をしました。高卒で加入して、半年のレンタル期間はありましたが約5年間、自分にはとても贅沢なほど、素晴らしい選手、監督、コーチングスタッフの皆さんと過ごし、これからの人生にプラスになることばかり経験することができました」

「ですが、フロンターレの選手として先輩方のようにはチームに功績を残せなかったこと、僕のプレーでファン・サポーターの皆さんを笑顔にできなかったこと、それが一番不甲斐ないと思っています。本当ならその悔しさをフロンターレで晴らしたかったですが、移籍を決めた以上これからのサッカー人生で晴らします」

「最後になりましたが、これまで関わってくださったフロンターレファミリーの皆さん、本当にありがとうございました。また会える日を楽しみにしています」

 また、同選手は東京Vのクラブ公式サイトでもコメントを発表し、「東京ヴェルディに関わるすべての皆さま、はじめまして。川崎フロンターレから来ました田邉秀斗です。自分のすべてを変えたいと思い、この移籍を決断しました。絶対に皆さんでシャーレを掲げましょう!」

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