攻撃停滞のスパーズ、1月にアタッカー補強か…マルムーシュやユルディズに関心?

 トッテナム・ホットスパー(スパーズ)が1月の移籍市場で大型補強に動くかもしれない。28日、ロンドンの地元紙『スタンダード』が報じた。

 今季から就任したものの苦戦を強いられているトーマス・フランク監督は、冬の移籍市場における戦力補強を明言している。スウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキやイングランド代表MFジェームズ・マディソンの負傷離脱で著しく攻撃の質が下がっているなか、一級のアタッカーに投資を行う可能性がありそうだ。

 ボーンマスのガーナ代表FWアントワーヌ・セメニョはマンチェスター・シティへの移籍に傾いており、獲得の可能性は消滅した。夏に獲得を狙ったブラジル代表FWサヴィーニョは10月にマンチェスター・シティと契約を更新しており、こちらも獲得は難しいだろう。

 その代わり、マンチェスター・シティで今季出番を得られていないエジプト代表FWオマル・マルムーシュの獲得に動く可能性があると『スタンダード』紙は伝える。ウィークポイントの左ウイングではなく中央がマルムーシュの本職だが、ブラジル代表FWリチャーリソンやフランス代表FWランダル・コロ・ムアニを左にシフトして対応することが検討されているようだ。

 スパーズはユヴェントスのトルコ代表FWケナン・ユルディズにも関心を示しているようだが、“ビアンコネロ”のダイヤモンドには天文学的なオファーが必要になりそうだ。また、ポルトで今季16得点を挙げているスペイン代表FWサム・アゲオワもリストアップされているという。

 そのほか、スパーズの中盤とサイドバックも補強が必要なポジションだ。さらに、イタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオに対してインテルの触手が伸びるなか、新たな守護神の獲得に迫られる可能性もある。その場合は、バルセロナで出番を失い、FIFAワールドカップ26のメンバー入りへアピールが必須なドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの加入が実現するかもしれない。

 一方、スパーズは1月に数選手の放出を行う可能性もありそうだ。ウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンは適切なオファーがあれば売却容認で、同選手にはクリスタル・パレスが関心を示している模様。素行不良のマリ代表MFイヴ・ビスマは1月に契約残り半年となり、スパーズは必死に買い手を探している。もし冬の売却先が見つからない場合は、1年の延長オプションを行使してフリートランスファーでの退団を回避するかもしれない。

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