田中碧は“前半”から途中出場…カルヴァート・ルーウィンが6戦連発でリーズは5試合負けなしに

 プレミアリーグ第18節が28日に行われ、サンダーランドとリーズが対戦した。

 今シーズン、プレミアリーグ昇格を果たしたサンダーランドは、17試合を終えて勝ち点「27」を獲得。目標であった残留はもちろんのこと、来季の欧州大会出場も狙える7位につけている。対するリーズも今季プレミア復帰。直近4試合は2勝2分けと結果を残しており、残留に向けて勝ち点1でも積み上げたいところだ。

 リーズに所属する日本代表MF田中碧は、前節に続きベンチから出番を待つ一戦は、序盤から拮抗した時間が続いたが、28分に試合が動く。サンダーランドがロングスローをエリア内に放り込むと、グラニト・ジャカがボールを再回収。シモン・アディングラへスルーパスを送ると、そのアディングラは右足でファーサイドに決め切り、サンダーランドが先制する。

 リードを許したリーズは31分、DFジョー・ロドンが負傷したことで田中を投入。田中は中盤の一角に入り、システムも3バックから4バックに変更となる。リーズが攻勢を強めると39分、ブレンデン・アーロンソンに決定機。ドミニク・カルヴァート・ルーウィンのポストプレーからシュートを放つも、ゴールライン上でクリアされる。

 一方のサンダーランドはカウンターからブライアン・ブロビーに2度のチャンスが訪れたが、追加点とはならず。1点のリードで試合を折り返す。リーズは後半に入ると、47分に同点弾。自陣で巧みなパスワークでサンダーランドを打開し、アントン・シュタッハが右に展開。そこからアーロンソンがグラウンダーのクロスを送り込み、カルヴァート・ルーウィンが合わせた。

 同点に追いついたリーズは、58分に田中にチャンスが訪れるなど、前線からのプレスが機能。65分頃には波状攻撃を仕掛け、リーズの時間帯が続く。一方、サンダーランド前線の選手を入れ替え、攻撃の活性化を試みると、徐々に主導権を取り戻す。

 サンダーランドはサイド攻撃でリーズを押し込むが、勝ち越しとはならず。そのまま試合は終了し、プレミアリーグの昇格組対決は1-1の痛み分けに終わった。

 サンダーランドは次戦、1月1日にマンチェスター・シティと、リーズはリヴァプールとそれぞれ対戦する。

【スコア】
サンダーランド 1-1 リーズ

【得点者】
1-0 28分 シモン・アディングラ(サンダーランド)
1-1 47分 ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(リーズ)

【動画】アディングラの芸術弾!

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