ローマ、チェルシーで構想外のDFディサシに関心も…レンタル移籍には障壁?

 ローマが、チェルシーに所属するフランス人DFアクセル・ディサシの獲得に興味を持っているようだ。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在27歳のディサシはパリFCやスタッド・ランス、モナコでのプレーを経て、2023年8月にチェルシーに加入。同クラブでは公式戦通算61試合に出場し、フランス代表としても5試合に出場した経歴を持っている。しかし、エンツォ・マレスカ監督が就任した昨季はカップ戦要員となり、今年2月にはアストン・ヴィラにレンタル移籍を果たしていた。

 今夏にチェルシーに復帰したものの、マレスカ監督の構想から外れていたディサシは、今夏の移籍市場でも移籍先を模索していたが、最終的に新天地は見つからず。11月にはU-21チームの試合にキャプテンとして出場したほか、代表ウィーク期間には一時トップチームの練習にも参加したことが話題になったが、現在も“爆弾部隊”と呼ばれるトップチームとは別メニューで練習を続けることを余儀なくされている。

 そんなディサシは来年1月の移籍市場でチェルシーを退団することが濃厚視されており、ローマがレンタル移籍での獲得に興味を示しているという。ただ、チェルシーではFIFA(国際サッカー連盟)の規定で定められている6つの国際レンタル枠が埋まっているため、ディサシがレンタル移籍をするためにはこの問題を解決する必要があることが明らかになっている。

 なお、ディサシにはローマの他に、ミランや古巣のモナコからも関心が寄せられており、同選手としても海外移籍を希望していることが予想されているが、果たして移籍は実現するのだろうか。

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