PK戦で4強入りのアーセナル…指揮官が“薄氷の勝利”を回顧「もっと点を取るべきだった」

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、クリスタル・パレス戦を振り返った。23日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

 カラバオ・カップ準々決勝が行われ、アーセナルは『エミレーツ・スタジアム』でクリスタル・パレスと対戦した。試合開始直後から主導権を握ったアーセナルだったが、決定機を仕留めきれずにゲームは終盤へ。80分にはコーナーキックからオウンゴールで先制したものの、終了間際の後半アディショナルタイムに同点弾を許してしまう。そのまま90分間の激闘は1-1で終了し、勝負はPK戦に突入。アーセナルは8人連続でキックを沈めたが、後攻のクリスタル・パレスは8人目のマクサンス・ラクロワがGKにストップされる。これによりアーセナルが準々決勝を突破した。

 激闘後のインタビューに応じたアルテタ監督は、「準決勝に進めてとても嬉しい。相手はチャンスを作るのが非常に難しいチームだった」とコメント。勝利を喜びながらクリスタル・パレスを称えた一方、「我々は多くのチャンスを作ることができたが、もっと点を取るべきだった」と反省点を口にしている。

 さらに、「試合を締めくくらなければ、こういうことは起こり得る」と後半アディショナルタイムの失点に言及。「PKでは選手たちがとても落ち着いていた」と述べつつ、「後半は相手がよりアグレッシブになったが、全体としてはまた一つ勝利を手にできた。とても満足している」と手応えを明かした。

 また、再三にわたり左サイドからチャンスを演出したガブリエウ・マルティネッリの負傷にも触れ、「彼はプレーを続けることができなかったので、交代せざるを得なかった」と説明。59分に行われた交代が当初のプランと異なるものであったと告白している。

 1992-93シーズン以来の優勝に向けて4強入りを果たしたアーセナルは、来年1月14日に準決勝・ファーストレグでチェルシーと対戦する。

【動画】得意のセットプレーでアーセナルが先制!

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