“神童”エンドリッキ、リヨンへ買取OPなしのレンタル移籍へ…レアルで9番継承も出番に恵まれず

 リヨンがレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWエンドリッキの獲得に迫っているようだ。22日、スペイン紙『マルカ』やフランス紙『レキップ』が伝えている。

 “神童”の異名を取るエンドリッキは2006年7月21日生まれの現在19歳。母国の名門パルメイラスの下部組織出身で、2022年10月に16歳でトップチームデビューを飾ると、昨年夏からはレアル・マドリードでプレーしている。昨シーズンは先発起用の機会こそ限られていたが、公式戦37試合に出場し7ゴール1アシストをマーク。コパ・デル・レイ(国王杯)では6試合で5ゴールと結果を残し、決勝進出に大きく貢献した。

 しかし、シャビ・アロンソ監督が就任した今シーズンはハムストリングの負傷で出遅れると、ここまでの起用されたのは3試合のみ。プレータイムの合計はわずか99分間に留まり、ベンチを温める日々が続いている。

 そんなエンドリッキだが、リヨンへのレンタル加入が秒読み段階となっているようだ。レンタル期間は2025-26シーズン終了までの約半年間で買い取りオプションは付随しない模様。両クラブからの正式発表は冬の移籍市場が開く来年1月1日以降になるが、エンドリッキは今月29日からの休暇明けのトレーニングに合わせてリヨン入りする見込みだという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともにレアル・マドリードとリヨンの交渉が合意に達したことを伝えている。レンタル期間中の給与の50パーセントはリヨン側が支払うようだ。

 レアル・マドリードでもどかしい日々を過ごしたエンドリッキだが、フランスの地で輝くことはできるだろうか。

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