2025J2リーグアウォーズが22日に開催され、最優秀選手賞(MVP)をはじめとした各賞の受賞者が発表された。
熾烈な優勝、J1昇格争いが繰り広げられた2025明治安田J2リーグ。最終的には水戸ホーリーホックが得失点差でV・ファーレン長崎を上回り、クラブ史上初のJ2優勝とJ1昇格を決めた。最終節まで優勝争いを演じた長崎も8年ぶりにJ1へ復帰。また、3位チームから6位チームまでで争われた昇格プレーオフの結果、ジェフユナイテッド千葉が17年ぶりのJ1復帰を決めている。
MVPに輝いたのは長崎のMFマテウス・ジェズス。出場した38試合で19ゴールを記録し、長崎のJ1復帰に大きく貢献した活躍が高く評価されての初受賞となった。なお、M・ジェズスは得点王とのダブル受賞を果たしており、ベストイレブンも含めると“個人3冠”を達成している。受賞に際しては次のようなコメントを残した。
「厳しいシーズンでしたので非常に嬉しく思っています。この受賞はチームメイトとサポーターのおかげです。選手達の犠牲心がなければ、僕は活躍できていなかったし、サポーターの声援が合ったからこそ走り切る事ができました。本当にありがとうございました」
ベストイレブンにはM・ジェズスのほか、優勝した水戸からDF飯田貴敬、DF大森渚生、MF齋藤俊輔、FW渡邉新太の最多4名が選出。M・ジェズスを除く10名は初のJ2ベストイレブン選出となっている。
最優秀ゴールは水戸の齋藤が9月13日(土)の第29節ベガルタ仙台戦で挙げた1点に決定。敵陣左サイド深い位置でボールを受けると、複数人に囲まれながらも巧みなステップでボックス内へ侵入し、右足の見事なコントロールショットをゴール右上隅に叩き込んだ。また、優勝監督賞は水戸の森直樹監督、優秀監督賞は長崎の高木琢也監督が受賞している。
各賞の受賞者は以下の通り。
最優秀選手賞(MVP)
マテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)
ベストイレブン
▼GK
田中颯(徳島ヴォルティス)
▼DF
飯田貴敬(水戸ホーリーホック)
大森渚生(水戸ホーリーホック)
市原吏音(RB大宮アルディージャ)
山田奈央(徳島ヴォルティス)
▼MF
高嶺朋樹(北海道コンサドーレ札幌)
齋藤俊輔(水戸ホーリーホック)
マテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)
山口蛍(V・ファーレン長崎)
▼FW
渡邉新太(水戸ホーリーホック)
マルクス・ヴィニシウス(FC今治)
得点王
マテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)
最優秀ゴール賞
齋藤俊輔(水戸ホーリーホック)
第29節ベガルタ仙台戦(9月13日)17分
優勝監督賞
森直樹(水戸ホーリーホック)
優秀監督賞
高木琢也(V・ファーレン長崎)
フェアプレー賞
カターレ富山、愛媛FC、ロアッソ熊本
フェアプレー個人賞
林彰洋(ベガルタ仙台)
松田佳大(レノファ山口FC)
藤井皓也(ロアッソ熊本)
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