J1復帰を目指す磐田、新監督は志垣良コーチに決定「ピッチ上ですべての答えを導いていけるように」

 ジュビロ磐田は22日、志垣良トップチームコーチがトップチームの監督に就任することを発表した。

 現在45歳の志垣氏は名古屋グランパス、アビスパ福岡、ジェフユナイテッド千葉といった国内クラブだけでなく、イングランド、シンガポール、タイなど海外での指導歴も豊富。磐田では2014シーズンにテクニカルスタッフを、2015シーズンからの2年間はユースのコーチを務めたことがある。2024シーズンからはレノファ山口FCの監督を務めていたが、今季に入った今年6月に契約解除が発表。同9月からは磐田のコーチを務めていた。

 来季より正式に指揮を執ることが決まった志垣氏は、クラブを通して次のように意気込みを明かしている。

「この度、ジュビロ磐田の監督に就任することになりました志垣良です。”覧古考新”の精神で、今まで培ってきたクラブのアイデンティティや良さを継承し、その上で必要なものは変化、進化させ、魅力あるクラブ、ジュビロ磐田のあるべき姿をスタッフ、選手と共に再構築していきたいと思います」

「この場で多くは語りませんが、ピッチ上ですべての答えを導いていけるように全力を尽くします。このクラブを愛する全ての皆様と『夢と感動を 共に』」

 今シーズンの磐田は1年でのJ1復帰を目指し、ジョン・ハッチンソン監督新体制でスタートした。だが、チームは浮き沈みの激しいシーズンを過ごし、今季5度目の連敗を喫した後の9月29日には、ハッチンソン元監督との契約解除を発表。以降は、同クラブのU-18を率いていた安間貴義氏にトップチームの指揮を託した。

 安間前監督の下で息を吹き返すと、最終的に2025明治安田J2リーグを5位で終え、最終節での逆転という形で、明治安田J1昇格プレーオフ2025に出場。だが、準決勝で徳島ヴォルティスとのアウェイゲームを1-1で終え、大会レギュレーションにより、敗退が決定。1年でのJ1復帰は叶わず、明治安田百年構想リーグ、および2026-27シーズンは引き続きJ2での戦いに身を置くことが決まっている。

【ハイライト動画】磐田、徳島に屈し1年でのJ1復帰はならず

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