小泉進次郎防衛相も臨席! 海自最新のステルス護衛艦「よしい」進水 史上初の艦名その由来は?

防衛省は2025年12月22日(月)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、新型護衛艦「よしい」の命名式および進水式を実施しました。

もがみ型の12番艦は岡山県の河川名

 防衛省は2025年12月22日(月)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、新型護衛艦「よしい」の命名式および進水式を実施しました。

「よしい」は、もがみ型護衛艦の12番艦として2024年7月に起工、建造されていた船で、艦名は岡山県の東部を流れる「吉井川」に由来します。旧日本海軍、海上自衛隊ともに、その名称は初の使用です。

 船体サイズは全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット(約55.56km/h)です。

 今回、進水した「よしい」が属する、もがみ型護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加えて、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、能力が付与されているのが特徴です。

 また従来の護衛艦と比べて、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっているのもポイントといいます。

 配備先は、今年度末に新編される哨戒防備群(仮称)で、「よしい」は今後、艤装や各種試験を実施したのち、2027年に就役する予定です。

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