思い出さなければよかった…夫にもあった、優しかった頃【宝くじで3億円当たりました Vol.34】

■これまでのあらすじ
夫の冷たい言葉に心をすり減らしていた妻は、密かに買った宝くじが3億円当選していたと知り、このお金だけは夫に渡さないと固く決意する。以前、お茶会のレシートを失くし、探しに行けと夜道へ追い出されたにもかかわらず、レシートが見つかったと伝えようとした時も、夫は確かめようともせずその場を去ってしまった。翌朝、悪寒で寝込む妻に対して夫は小言と嫌味を浴びせ、「今日中に治せ」と冷たく言い放つだけだった。そんな中、息子だけは心配して部屋を訪れ、「夕飯、ぼくが作ろうか?」と優しい言葉をかけてくれる。その温かさに救われながらも、妻の胸には夫への深い失望が残るのだった。

■息子のやさしさが…かつての夫を思い出させる

■思い出したくなかった…やさしい頃の夫の面影

■あの頃は好きだった声が今は恐怖でしかない

息子の言葉に、かつてやさしかった頃の夫の姿が重なって見えた妻ですが、その瞬間、昔の夫を思い出したことをすぐに後悔してしまいます。

今の夫は、口を開けば小言や嫌味、心をえぐるような言葉ばかり。付き合っていた頃は大好きだったあの男らしい声さえ、今では恐怖の象徴に変わってしまいました。

たしかに夫にも優しかった時代がありました。けれど、その記憶を思い返すほど、今の夫との落差が胸に刺さり、妻の心はより痛むのでした。

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