リヴァプールはプレミアリーグで9月以来の連勝! 決勝点を奪ったエキティケ「苦しい展開だったけど…」

 リヴァプールは20日、プレミアリーグ第17節でトッテナム・ホットスパーと対戦し、2-1で勝利した。同試合の後、イギリスメディア『スカイスポーツ』がフランス代表FWウーゴ・エキティケのコメントを伝えた。

 試合は前半の33分、オランダ代表FWシャビ・シモンズが一発退場となり、リヴァプールが数的優位となると、後半に入った56分には、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツからのスルーパスでボックス内に入ったスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクが左足でゴールネットを揺らす。1点を先行して迎えた66分には、オランダ代表MFジェレミー・フリンポンからの折り返しをエキティケが頭で沈め、リードを広げた。終盤には1点を返されたものの、リヴァプールはこのまま逃げ切りに成功した。

 試合後、エキティケは「厳しい試合だった。2-0とリードした後に苦戦したが、2-1まで追い込まれても、最後に失点しせずに勝利できたことは強豪チームとしての証だ」と胸を張る。エキティケの言葉通り、トッテナム・ホットスパーは終盤、アルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロの退場によって9人になろうとも、攻撃の勢いを緩めずにゴールへの可能性を見せた。ただし、エキティケは「僕らにとっては苦しい展開だったが、試合全体を振り返ると、我々が試合をコントロールできていたと思います。今日の勝利は我々の勝利に値した」と話している。

 2人の退場者を出した事実だけでなく、各所で激しいデュエルが繰り広げられたゲームとなったことを受けて、エキティケは「今日はとてもフィジカル面の要素が色濃く出た試合だったね。時々、フットボールとは呼べないほどにひどい展開もあり、少しやり過ぎだとは感じたが、これもゲームの一部だ。素晴らしい戦いだったし、僕らは勝利できたのだから」と語る。『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』の熱気が、試合の激しさを作り出した側面もあると感じているようだ。

「今日はスパーズのファンが信じられないほど熱かった。彼らの声援とともに、追い上げがはじまり、僕らにとっては本当に大変だったんだ。もちろん、僕らのファンの熱気は言わずもがなさ。今日は彼らのおかげで結果を残すことができたと思う」

 これでリヴァプールは9月以来となるプレミアリーグでの連勝を記録した。エキティケは「結果を維持できたのは良いことだ」しつつも、「このまま続けなければならない。自信を持ち、勝利を掴むまでには長い道のりがあることを忘れてはならないね」と、このまま勢いを維持することを誓った。

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