リーズ、ロングスローからの2発にシュタッハの直接FK弾! 合計4得点でC・パレスに勝利…田中碧は途中出場

 プレミアリーグ第17節が20日に行われ、リーズとクリスタル・パレスが対戦した。

 リーズはリーグ戦16試合を消化して4勝4分け8敗の17位と降格圏を脱してはいるが、18位ウェストハムとの勝ち点差は「3」と気は抜けない。ホーム『エランド・ロード』の声援を背に、勝ち点を積み上げることはできるか。

 対するクリスタル・パレスは、前節のマンチェスター・シティ戦で主力の鎌田大地がハムストリングを負傷するというアクシデントが発生。現在はリーグ5位につけているものの、今後迎えると予想される正念場に向け、結果だけでなく内容も求められる一戦だった。

 田中碧がベンチスタートとなった試合は、38分にスコアが動いた。敵陣左サイドからイーサン・アンパドゥがロングスローをボックス内に放り込むと、こぼれ球をドミニク・カルヴァート・ルーウィンがシュート。一度はGKディーン・ヘンダーソンが防いだものの、跳ね返ってきたボールをカルヴァート・ルーウィンが押し込み、リーズが先制した。

 さらにリーズは前半アディショナルタイム4分、今度は敵陣の右サイドからアンパドゥがロングスローをボックス内に投げ入れる。このボールをジャカ・ビヨルが頭でつなぎ、カルヴァート・ルーウィンがヘディングでゴール。前半は、リーズの2点リードで終える。

 後半も勢いが衰えないリーズ。60分には左CKの流れからアンパドゥが得点し、リーズが加点した。そのままリーズのペースで試合が進み、77分には田中碧が途中出場を果たす。

 しかし、試合はこのままでは終わらなかった。後半アディショナルタイム2分、クリスタル・パレスがPKを獲得し、ジャスティン・デベニーがこれを沈めて一矢報いる。

 1点を返されたリーズだったが、後半アディショナルタイム11分にFKのチャンスを獲得すると、キッカーのアントン・シュタッハが蹴ったボールは直接ゴール右に吸い込まれ、再びリードを3点に。このまま試合はタイムアップ。リーズが4-1でクリスタル・パレスに勝利。この結果、リーズは直近のリーグ戦4試合で無敗を継続することに。一方のクリスタル・パレスはリーグ戦連敗となってしまった。

 次節は両チームとも28日に行われる。リーズはアウェイでサンダーランド、クリスタル・パレスはホームでトッテナム・ホットスパーとそれぞれ対戦する。

【スコア】
リーズ 4-1 クリスタル・パレス

【得点者】
1-0 38分 ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(リーズ)
2-0 45+4分 ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(リーズ)
3-0 60分 イーサン・アンパドゥ(リーズ)
3-1 90+2分 ジャスティン・デベニー(PK/クリスタル・パレス)
4-1 90+11分 アントン・シュタッハ(リーズ)

【動画】ロングスローからの先制ゴール&シュタッハの直接FK弾

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