いまだ未勝利でセリエA最下位に沈むフィオレンティーナ、サポーター団体が“空席ストライキ”を敢行へ

 フィオレンティーナのサポーターグループは、21日に行われるセリエA第16節ウディネーゼ戦でクラブの現状に対する抗議活動を行うようだ。19日、イタリア『コリエレ・デロ・スポルト』が報じている。
 
 昨シーズン、セリエAで6位フィニッシュしたフィオレンティーナは、この夏にラッファエレ・パッラディーノ元監督の後任としてステファノ・ピオリ氏を招へい。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)では勝利を収めたものの、リーグ戦では大苦戦の4分6敗に終わり、ピオリ氏の解任が決定。その後、パオロ・ヴァノーリ新監督のもとで“再スタート”を切ったが、リーグ戦での成績は改善せず、15試合を消化し6分9敗と、いまだ未勝利のまま最下位の泥沼に沈んでいる。

 報道によると、フラストレーションが頂点に達したサポーターたちは、21日に本拠地『スタディオ・アルテミオ・フランキ』で開催されるウディネーゼ戦にて、キックオフから20分間、観客席を空にするストライキを決行する模様だ。

 サポーター団体の“クルヴァ・フィエゾーレ”は、以下のように声明を出している。

「このチームとクラブが引き起こしている混乱はヴィオラファンが耐えられる限界を超えている。そのため、フィオレンティーナ対ウディネーゼの試合の最初の20分間は“クルヴァ・フィエゾーレ”(北側ゴール裏スタンド)を無観客にすることを発表する」

「スタジアム全体も同様の対応をお願いしたい。街と人々の歴史を踏みにじる者たちに対して、沈黙と我々の不在こそが当然の報いだ。恥を知れ」

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