バイエルンのスポーツ部門最高経営責任者(CEO)のマックス・エベール氏が、1月の移籍市場に向けた方針を明かした。20日、クラブの公式サイトが同氏のコメントを伝えている。
ヴァンサン・コンパニ体制2年目を迎えたバイエルンは、開幕から公式戦16連勝を達成するなどロケットスタートを披露。11月26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節のアーセナル戦で今季初黒星を喫したものの、ブンデスリーガではここまで12勝2分と独走態勢築きつつある。
さらに、今季の序盤戦では17歳の新鋭MFFレナート・カールがブレイクを果たすだけでなく、昨シーズンの終盤戦から長期離脱していた、日本代表DF伊藤洋輝とカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが復帰。この夏開催されたFIFAクラブワールドカップ2025で負傷した、ドイツ代表MFジャマル・ムシアラの復帰も近づいている。
まもなく、冬の移籍市場に突入するが、エベールCEOはバイエルンのスカッドに満足しているようで、新戦力獲得の可能性を否定。同氏は次のように語り、現在の戦力への手ごたえを口にした。
「我々は外にいる選手は探していない。負傷から復帰した3選手(伊藤、A・デイヴィス、ムシアラ)が、我々にとっては新加入選手のようなものだ。夏のチーム編成もそれを見越していたので、冬に外から選手を取ってくることはない」
バイエルンの2025年最終戦は、21日に行われるブンデスリーガ第15節ハイデンハイム戦。年明け最初の試合は、ヴォルフスブルク戦となり、2026年1月11日に行われる。
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