■これまでのあらすじ
夫の冷淡な態度に追い詰められていた妻は、密かに買った宝くじが3億円当選していたと知り、このお金だけは渡すまいと心に誓う。以前、お茶会のレシートを失くしてしまい、夜道を必死に探し回る羽目になったうえ、夫は自分と息子の弁当だけ購入し、妻の分は用意しなかった。その中で息子が「お母さんの分は?」と弁当を分けてくれた優しさに妻は救われる。さらにレシートが見つかったと伝えようとした瞬間、夫は疑いを向け、確認もせず寝室へ去ってしまう。翌朝、悪寒で寝込んでいた妻に夫は心配するどころか怒鳴り声を浴びせるのだった。
夫の冷淡な態度に追い詰められていた妻は、密かに買った宝くじが3億円当選していたと知り、このお金だけは渡すまいと心に誓う。以前、お茶会のレシートを失くしてしまい、夜道を必死に探し回る羽目になったうえ、夫は自分と息子の弁当だけ購入し、妻の分は用意しなかった。その中で息子が「お母さんの分は?」と弁当を分けてくれた優しさに妻は救われる。さらにレシートが見つかったと伝えようとした瞬間、夫は疑いを向け、確認もせず寝室へ去ってしまう。翌朝、悪寒で寝込んでいた妻に夫は心配するどころか怒鳴り声を浴びせるのだった。
■夫に起こされて慌てて飛び起きたら…


■妻の異変にも気づかず小言を浴びせ続ける夫


■激しい頭痛に夫の罵声も霞んでいく


夫の声に驚いて起き上がった妻が時計を見ると、すでに7時半を過ぎていました。
妻の体調の異変に気づかない夫は、ただの寝坊だと思い込み、朝から小言を並べ始めます。
しかし妻は激しい頭痛に襲われ、夫の言葉を受け止める余裕などありませんでした。
返事をしない妻に苛立った夫は、「おい、聞いてんの?」と顔を近づけてきます。