フランクフルトは19日、ロアッソ熊本に所属するFW神代慶人を完全移籍で獲得することを発表した。なお、加入当初はU-21チームへの合流となる。
現在18歳の神代はロアッソ熊本の下部組織出身で、昨年3月には16歳5カ月5日でJ2最年少得点を記録。今シーズンはリーグ戦21試合に出場し、8ゴール2アシストをマークした。
なお、ロアッソ熊本も神代が2026年1月1日付でフランクフルトへ移籍をすることを発表。神代はクラブの公式サイトを通じ、以下のようにコメントを残している。
「このたび、アイントラハト・フランクフルトに完全移籍することを決断いたしました。生まれた時から熊本で育ち、10歳の時にロアッソ熊本ジュニアに加入しました。そこからロアッソ熊本で過ごした8年間、いろんな方々に支えられ、助けられてプロ契約や世代別代表にも選ばれることができました」
「ロアッソ熊本の選手になり、熊本を代表するサッカーチームでプレーすることにとてもワクワクしてました。最初はなかなか試合に出れなかったり、怪我に苦しめられたり、いろんなことがありました。しかし、どんな時でもアドバイスをくださる素晴らしいスタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの方々に熱い声をかけてもらったり、いつも優しく接してくれた先輩方は全て僕の大切な宝物です」
「今回の移籍はとても難しい決断でしたが、自分の夢を達成するために移籍という決断をしました。これからはアカデミー選手の目標となれるように世界で闘ってきます。8年間ありがとうございました。行ってきます」
フランクフルトは現地時間18日にユールゴーデンからU-23日本代表DF小杉啓太の獲得を発表しており、日本代表MF堂安律を含め、3選手が所属することになった。なお、リザーブチームでは日本代表のコーチである長谷部誠氏がアシスタントコーチを務めている。