神戸がDF松田陸の海外移籍を発表…石井正忠監督が率いるタイ1部クラブに加入

 ヴィッセル神戸は18日、DF松田陸がBGパトゥム・ユナイテッドへ完全移籍することを発表した。

 松田は1991年7月24日生まれの現在34歳。びわこ成蹊スポーツ大学を経て、2014年にFC東京でプロキャリアをスタートさせた。その後加入したセレッソ大阪では、2017シーズンにJリーグYBCルヴァンカップと第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の2冠に貢献。C大阪では7年半にわたって不動の右サイドバックとして地位を確立した。

 以降はヴァンフォーレ甲府、ガンバ大阪でも活躍し、2025年より神戸に完全移籍加入。2025明治安田J1リーグでは2試合、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会では2試合、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では1試合の公式戦通算5試合出場にとどまっていた。

 神戸を離れることが決まった松田は、クラブを通して次のようにコメントを発表している。

「この度、タイのBGパトゥム・ユナイテッドに移籍することに決めました。ヴィッセル神戸では1年間という短い期間でしたが、ありがとうございました。神戸に覚悟を持って来たにも関わらず、自分自身何も貢献できず、不甲斐ないシーズンでした。これからも神戸のことは応援してます。本当にありがとうございました!」

 松田の新天地となるBGパトゥム・ユナイテッドは、2020-21シーズンにタイ・リーグ1(同国1部)を制したことがあり、タイFAカップやタイ・リーグカップでも優勝歴を誇る同国の強豪。2025-26シーズンのタイ・リーグ1では、第15節と全日程の半分を消化した時点で、5位につけている。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)にも参戦していたが、同大会はグループステージでの敗退が決定。なお、同クラブは今年10月から、かつて鹿島アントラーズ、大宮アルディージャ、タイ代表等を率いた石井正忠監督が指揮している。

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