山上被告に無期懲役を求刑=安倍氏銃撃公判、結審へ―奈良地裁

 奈良市で2022年、参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相を手製銃で殺害したとして、殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の第15回公判が18日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれ、検察側は無期懲役を求刑した。
 この後、弁護側の最終弁論が行われ、被告が最終意見陳述し、結審する。判決は来月21日に言い渡される。
 裁判は刑の重さが主な争点で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が被告に与えた影響について、弁護側は「宗教的虐待に当たる」と主張している。