バイエルンは16日、ドイツ代表MFジャマル・ムシアラが全体トレーニングに部分合流したことを発表した。
ムシアラは今シーズン開幕前に開催されたFIFAクラブワールドカップ2025の準々決勝パリ・サンジェルマン(PSG)戦で負傷。相手選手と激しく交錯した際に足首脱臼および腓骨骨折という大ケガを負い、緊急手術を経て現在に至るまで離脱が続いている。
そんなムシアラだが、復帰に向けて大きな一歩を踏み出したようだ。バイエルンの発表によると、同選手は現地時間16日火曜日にピッチに立ち、全体トレーニングの一部メニューを消化したとのこと。チームメイトから温かい歓迎を受け、ウォーミングアップとボール回しに参加した後、別メニューでの調整に移ったようだ。
現時点ではバイエルンにとって年内最終戦となる21日のブンデスリーガ第15節ハイデンハイム戦での復帰は見込まれていない。ヴァンサン・コンパニ監督は前節マインツ戦前にムシアラの状態について「ジェマルはもうすぐ復帰する。クリスマス前に何度かトレーニングに参加できれば良いと思う。チームにとっても彼にとっても素晴らしいことだ。そして1月にはピッチに立てるはずだ。それが我々にとって理想的なプランだよ」と語っていた。
ドイツ代表FWレロイ・サネ(現:ガラタサライ)の退団に伴い、今シーズンからバイエルンの「10番」を背負うムシアラ。コンパニ監督やバイエルンのチームメイトだけでなく、来夏にFIFAワールドカップ26を戦うドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督らも復帰を待ち望んでいることだろう。
【動画】ムシアラが復帰へ前進! 全体練習に部分合流