SBI新生銀行が17日、東証プライム市場に再上場した。公開価格の1株1450円を基に計算した時価総額は1兆2985億円規模に上る大型の新規株式公開(IPO)。SBIグループが全国の地銀との連携を加速させる「第四のメガバンク構想」の中核を担う。
SBI新生銀の前身は1998年に経営破綻し、一時国有化された旧日本長期信用銀行で、米投資ファンド傘下での上場を含めて東証への上場は3度目となる。バブル崩壊後の不良債権処理のために注入された公的資金が完済できず、SBIホールディングス(HD)が2021年に連結子会社化。23年9月に上場廃止していた。