今季公式戦6G11A! バルサで輝くラッシュフォード「ここにあるのはサッカーの新しい言語」

 イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは、今季ローン移籍で加入したバルセロナでのプレーを楽しんでいる模様だ。現地時間12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育成を受けたラッシュフォードは、トップチーム昇格後に公式戦通算426試合で138ゴール79アシストをマーク。クラブ生え抜きのスター選手として脚光を浴びた。しかし、プレー内容が芳しくなかった時にSNS上で誹謗中傷を受けたり、メンタル面の不調を感じたりと、そのキャリアは必ずしも順風満帆なものではなかった。昨季途中の今年2月にはアストン・ヴィラへとローン移籍で加入。環境を変えた効果もあり、公式戦通算17試合4ゴール6アシストと一定の成果を上げた。

 今年7月にはバルセロナに今季終了時までのローン移籍で加入。自身初となる国外クラブでの挑戦に打って出た。バルセロナでは今季ここまで公式戦21試合に出場して6ゴール11アシストを記録。時に守備の軽さを指摘されることもあるが、高精度のキックを活かしたパスやセットプレーでアシストを量産している。

『BBC』のインタビューに応じたラッシュフォードは「ここ(バルセロナ)ではプレッシャーのようなものは感じていない」とコメント。「歓迎されていると感じているし、まるで自分の家にいるかのような気分さ。一つ一つのことが本当に楽しいんだ」と、充実感を口にした。

 幼少期から、イングランドのクラブ以外では「バルセロナが一番好きなクラブだった」と明かしたラッシュフォード。現在は新天地のライフスタイルに浸るための時間を取っていると語った。

「まだ完璧にはできていないけど、言語や文化を学んだりするのは僕にとって全て楽しいことなんだ」

 爆発すれば圧倒的な個人能力を発揮するものの、継続性に欠けるという欠点も併せ持つラッシュフォード。今季終了後もバルセロナに残留できるかどうかは依然として不透明だが、本人は残留を希望している模様だ。

「ここにあるのはサッカーの新しい言語だ。世界中の多くの人々と同じように、僕もずっとスペインサッカーのファンだった。スペイン最大のクラブでプレーできることは、この上ない名誉。ここでもっと多くの試合に出場できることを楽しみにしているし、ベストを尽くしてチームの勝利に貢献できるよう頑張るよ」

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