パリ・サンジェルマン(PSG)は10日、チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節でアスレティック・ビルバオと対戦し、0-0で引き分けた。試合後、PSGを率いるルイス・エンリケ監督が、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して試合を振り返った。
王者として今大会を戦うPSGは、ここまでリーグフェーズで4勝1敗を記録。第1節でアタランタを4-0、第2節でバルセロナを2-1、第3節でレヴァークーゼンを7-2で破り、3連勝を飾った後、第4節ではバイエルンに1-2と屈したが、前節は撃ち合いの末にトッテナム・ホットスパーを5-3で下していた。
アスレティック・ビルバオの本拠地『サン・マメス』に乗り込んだ今節は、前半こそアウェイチームのプレッシングに苦しめられたものの、後半は幾度となくチャンスを構築。だが、U-21フランス代表FWセニー・マユルやスペイン代表MFファビアン・ルイスの決定機は同代表GKウナイ・シモンに阻まれ、65分に見事なパスワークからフランス代表FWブラッドリー・バルコラが迎えたチャンスも、クロスバーに嫌われた。試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、PSGはCLで再び連勝街道に戻ることはできなかった。
試合後、ルイス・エンリケ監督は「非常に接戦だったと思う。特に前半は、我々にとって非常に厳しい試合だった。それでも我々には決定的なチャンスが何度かあり、いずれかを決められていれば、試合に勝つこともできただろう」と振り返る。「我々が良い入りを見せた後、相手の激しいプレスに苦戦したが、試合が進むにつれて相手の強度が落ちるだろうと考えていた。その隙を突き、確かなチャンスを作り出したが、勝利には至らなかった」と語った。
また、猛攻を見せながらも無得点で終わったことを受けて、ルイス・エンリケ監督は「我々もチャンスは作ったが、ウナイ・シモンは素晴らしかった」と、アスレティック・ビルバオの“守護神”を称賛。「予想通り、スタジアムの雰囲気も凄まじかった。アスレティックは我々に大きなプレッシャーをかけてきたし、彼らも、もっとポイントを得るに値していただろう」と、相手チームを称えた。
【ハイライト動画】PSGは猛攻もウナイ・シモンの牙城を崩せず