GKのMVP受賞は15年ぶり2度目! 早川友基「小さい子たちに『GKをやりたい』と思ってもらえるように…」

 2025Jリーグアウォーズが11日に開催され、2025明治安田J1リーグの最優秀選手賞(MVP)が発表。鹿島アントラーズに所属するGK早川友基が、初受賞を果たした。

 2025Jリーグアウォーズで表彰を受けた早川は、「このような素晴らしい賞をいただき、本当に嬉しく思います。ありがとうございます」と挨拶すると、「小さい頃から、サッカー選手を夢見てプレーしてきました。そして、いつかJリーガーになって、活躍して、ワールドカップに行って、優勝をしたいという思いが芽生えました。少しずつ、小さい頃からステップを踏み続け、Jリーガーになり、ここに立てたことを嬉しく思います」と、これまでの道のりを振り返って言葉を紡ぐ。

 続けて、「小さい頃から、たくさんの方に支えていただきました。そんな方々にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます」と、自らをサポートした周囲への感謝を言葉にする。同時に、鹿島アントラーズのチームメイト、関係者、ファン・サポーターに対しても、次のような言葉を残した。

「また、この賞は優勝なくして得られることはなかったと思っています。厳しいシーズンを戦い抜いてきたチームメイト、自分に関わってくれた皆様に感謝して、今後もより頑張っていきたいと思っています」

 GKの選手がJ1リーグの最優秀選手賞に輝くのは、2010シーズンに当時名古屋グランパスに所属していた楢﨑正剛氏以来、15年ぶり2度目の快挙となる。早川はGKとして、これからもサッカー少年・少女たちの“憧れ”になれるように、活躍を続けることを誓った。

「最後に、GKとしてMVPを受賞するのは2回目ということで、今回自分がJリーガーとしてMVPを受賞したことによって、少しでも、小さい子たちに『GKをやりたいな』、『早川選手みたいになりたいな』と思ってもらえるような選手になりたいと思いますし、自分もGKがより素晴らしいポジションだと思ってもらえるように、活動や表現を発信していきたいと思います。この賞をいただけて嬉しく思います。今日はありがとうございました」

 現在26歳の早川は、2021年に明治大学から鹿島アントラーズに入団すると、2023シーズンからは正守護神に定着。2025明治安田J1リーグでも全38試合に出場し、これで3年連続のフルタイム出場を記録した。また、「2025明治安田Jリーグ 月間ベストセーブ賞」にも4月、9月、10月、11・12月と4度も選出されており、“早川だからこそ”防げた場面も数知れず。鹿島の守護神として、優勝の原動力となった。

【ハイライト動画】2025年のJ1王者は鹿島アントラーズ!

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