「ほぼロングシート」の新型車両が来年6月デビュー! 車内の床は木目調に 国鉄型気動車を順次置き換え JR四国

JR四国は2025年12月10日、老朽化したローカル気動車を置き換える新型ハイブリット式気動車の車内のイメージを明らかにしました。

変則的な座席配置に

 JR四国は2025年12月10日、老朽化したローカル気動車を置き換える新型ハイブリット式気動車3600系が完成したと発表。車内のイメージを明らかにしました。

 新型車両は、最新のディーゼルエンジンで発電した電力と、蓄電池からの電力でモーターを駆動して走行するハイブリッド式となります。

 また、駅停車時にアイドリングストップを実施し静粛性を向上させるほか、気動車特有のギアチェンジをなくすことで、乗り心地が向上します。

 車内の床材は温もりを感じる木目調。ロングシートを基本とし、トイレがない号車に一部クロスシートが採用される変則的な座席配置となります。液晶式の情報表示器が設けられるほか、JR四国では初となる電気式戸閉装置も採用されました。

 車両編成は2両で1編成です。最高速度は100km/h、近畿車輛が製造を担当します。量産先行車(4両:2編成)は2025年12月に完成し、性能確認試験を実施したのち、2026年6月から営業運転を開始する予定です。

 なお、量産車は2027年度から順次導入され、量産先行車を含めて70両(35編成)が製造される計画となっています。

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